「利他共生」「24時間をデザインする」「凡事徹底」で、校訓「誠実・創造・剛健」を体現していきましょう

2024.4.16 ラーケーションの日 その2

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「その2」では、「教育」という視点で、その価値について、お伝えしたいと思います。 

まず1つ目に、学校でできない体験ができるということがあります。
学校では、各教科学習の他に、体育祭や文化祭などの行事や、宿泊行事など、様々な体験をしてもらいながら、学びを深めていく場面があります。
しかしながら、教員が「体験してほしい」「学んでほしい」と思っても、学校が定める教育課程には、ハードやソフトの面から、できることの限界があります。

そのようなときに、生徒の「学びたい」「経験したい」という意欲を、ラーケーションの機会に反映することができます。

極端なことを言えば、教室の窓から3,776mの景色を見せることはできませんが、家族で富士山に登れば、それも可能である、ということです。しかも、週末や夏休みを外した平日であれば、人も少なく、活動しやすいということがあります。

県によれば、「高校の学園祭に出掛け、サイエンス部の実験を体験することが出来た」「音楽の授業で興味をもった、バイオリン工房に出掛け、製造過程を実際の目で確かめることができた」などの活動があったと、報告されています。なかなか学校ではできない経験です。

2つ目に、家庭教育の充実というものがあります。
「教育基本法」には、第10条に「父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有するものであって、生活のために必要な習慣を身に付けさせるとともに、自立心を育成し、心身の調和のとれた発達を図るよう努めるものとする」というものがあります。

ようするに、「家庭教育も大切ですよ」ということです。学校に通わせていただくことは、もちろん家庭の義務ではありますが、家庭においても、「心身の調和のとれた発達を図るよう努める」ようにしてください、と国は示しています。

県のアンケート結果には、「子どものやりたいことや行きたい場所、見てみたいものなどについて、普段とは違う会話ができ、新しいことに挑戦するきっかけとなった」という自由記述もありました。これなどは、まさに、家庭教育の充実を示すものだと思います。

このように、「ラーケーションの日」を取得することで、学校では学んだり、体験できない教育的効果があるのです。世の中が「主体的に学びましょう」と言っているのですから、上手に活用しない手はありません。

しかし、だから「取得しましょう」と言っている訳ではありません。そうした効果や、家庭の考えや都合、本人の思いなどを総合的に考えていただき、判断をしていただければよいと思います。
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