最新更新日:2024/05/17
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小鈴谷小スローガン「小さな学校の大きな人づくり」

卒業式

平成31年3月20日(水)
穏やかな春の日差しの中、平成30年度卒業式を行いました。
6年間を振り返りつつ、中学校に向けての希望に胸弾ませるすてきな式になりました。

式 辞

 暖かな陽の光,校庭を彩る草花が春の到来を告げています。
 小鈴谷小学校を巣立つ三十四名のみなさん,卒業おめでとうございます。今,一人一人に手渡した卒業証書には,六年間のたくさんの思い出が詰まっています。
 お家の方に手を引かれ,校門をくぐった入学式の日から六年,いろいろなことがありました。今,みなさんは,どのような場面を思い浮かべているでしょうか。
 とりわけ,最高学年として過ごしたこの一年には,思い出深い場面がたくさんあると思います。
 五月の修学旅行。奈良では,大仏の大きさに圧倒されましたね。京都では,平等院,金閣寺,清水寺など日本の伝統と文化を学んできました。
 九月の運動会では,最後まで全力で競う姿,一生懸命友達を応援する姿がありました。また,騎馬戦 では,最上級生のたくましい姿も見せてくれました。
 十月,メキシコのトーマス・アルバ・エジソン校から派遣団,児童七名,引率の先生二名,が到着しました。充実した文化交流になりました。一緒にオペラシアターこんにゃく座によるオペラロはロボットのロ やホスピタルクラウン大棟耕介さんのパフォーマンスを鑑賞し,本物の芸術に親しみました。
十一月の学習発表会では,世界の国々 半端ないって!! と題して,世界の人たちとの交流を劇にして発表しました。
 十二月,セントレア国際展示場敷地内の屋外連絡橋付近に飾られるタイルアートを作成しました。また,餅つき大会では日本の文化に親しみました。
 1年間を通じて,部活動では,ひたむきにボールを追う姿や楽器を演奏する姿を見せてくれました。きっと後輩たちの目にもしっかりその姿が焼き付いており,今後の部活動に生かされていくことでしょう。
 さらに,FBC活動では,栽培委員会が中心となって全校で頑張り,日本植物園協会賞 という,たいへん立派な賞を得ることができました。これまでみなさんが,一人一鉢などの活動に頑張って取り組んできた成果だと思います。みなさんの心の中にも美しい花を咲かせたことと思います。
 
 さて,卒業にあたり,みなさんに積み重ねていてほしい徳 についてお話したいと思います。
 徳 とは生き方,心の在り方について学び,その身につけたたすぐれた品性のことです。だれもが感じるすてきな生き方をしている人から高い徳を感じます。自分勝手な考えで振る舞う人を下品 と言います。周りの人のことを考えて行動する上品 な人になって欲しいと願っています。
 朝会でも紹介しましたが,西門脇には溝口幹先生の頌徳碑があります。この碑に徳惟馨 と記されています。この言葉は溝口幹先生をたたえて書かれていますが,溝口先生の徳が周りの人々に広がり,徳がかおる学校,そして徳かおる地域を指しているようにも読めます。今年の児童会の目当てがみんなが みんな やさしい鈴っ子 でした。このことばからも,みなさんの徳が香ってきました。このようにが,みなさんの考えや行いが周りの人々を自然にしあわせにし,心優しい人の輪を広げていくと思います。
 この心を受け継いだ鈴渓義塾の卒業生や小鈴谷小学校に関係する人たち。ソニーの盛田昭夫氏やトヨタの石田退三氏,パスコの盛田善平氏など,著名な方が世界でその名が知られるほどの活躍をしてきました。彼らを成功に導いたのは,鈴渓義塾 をつくり,若い人材を生み出していった,盛田命祺翁と塾長の溝口幹先生の思いやり やさしさ の精神です。この精神は,これからの日本,世界で活躍する皆さんにずっと持ち続けて欲しい徳 そのものです。それが六年間で学び続けた鈴渓の心 です。

 徳 を積むために,世界の全ての人に対して思いやり やさしさ を広げられる志 をたて,学ぶ ことです。学べば学ぶほどより素晴らしい生き方を見つけることができます。学ぶ中には辛いこともたくさんあります。それを乗り越えていったところに大きな喜びが待っています。分かる喜び,できる喜び,そして多くの人たちにしあわせを運ぶ喜びです。
 志を成し遂げるためにあきらめない 強い気持ち情熱 を持ち続けることが必要です。
 志,学ぶ,情熱 を胸に徳 を積み,小鈴谷小学校を巣立っていった皆さんが,世界で活躍する日を楽しみにしています。
 さて,保護者のみなさま。本日は,誠におめでとうございます。今日までの成長の陰には,ご家族の並々ならぬご苦労があったことと推察いたします。そして,この六年間,みなさまのご理解とご協力をいただき,今日の良き日を迎えることができました。職員を代表して,心より感謝申し上げます。
 終わりになりましたが,本日は,たくさんのご来賓の皆様方にご臨席を賜りました。高いところからではありますが,厚くお礼申し上げます。同時に,今後も,温かい子どもたちへのご支援,ご声援をよろしくお願い申し上げます。
 三十四名の卒業生のみなさん。いよいよお別れの時が近づいてきました。みなさんのさらなる成長と活躍を心からお祈りし,式辞といたします。

   平成三十一年三月二十日
    常滑市立小鈴谷小学校              校長
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4/4 入学式準備
4/5 入学式
4/6 PTA委員会

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