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『星への手紙』(授業者:東)11/17

 筋ジストロフィー症になってしまった主人公の少年は、中学に入り入院します。だんだん体が自由に動かせなくなる事実を知り、死んでしまおうと考えます。そうすれば、両親が苦労して看病に来なくてもすむからです。そう決めた日から少年は一切ものを食べなくなります。心配したお母さんがスープをつくって口元に運ぶのですが少年は食べません。しかし、母の涙に気づいた少年が一口スープを飲むと、母はもちろん、看護師達も大喜びします。そんな話を聞いて、5Aの生徒は『お母さんや看護師さんたちの涙を見たとき、あなたならどんなことを思いますか』という問いかけについて考えました。「身内じゃ無いのに涙を流してくれた」「お父さん、お母さんのために1日でも長く元気に過ごしたい」「みんなが涙を流してくれたから死ねない」等の意見が出ました。さらに授業者が「少年は生きることへの考えが大きく変わりました。なぜこうなったのでしょう」と、問いかけると「最初は周りの気持ちが分からなかったけど、うれしいと思った」「迷惑をかけたくないと思っていたけど、生きようと思った」「生きる価値を知った」「生きることより死ぬことの方が迷惑をかける」等の意見が出ました。命の価値について、みんなで考える機会になりました。
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