最新更新日:2024/12/20
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笑瀾万丈17 ☆一次試験、二次試験

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☆一次試験、二次試験
 一次試験は、二週間後に発表があった。合格した。やったあ。少しほっとした。次は、二次試験の面接である。八月20日頃だった。
今度は兵庫教育大学大学院のある場所に行った。これが不便な場所で、兵庫県加東郡社町にあった。神戸からバスで90分かかり、それから、またバスに乗り換えて15分のところであった。大学に12時前に着いた。大学の一室で面接があったが、そのときの面接官が一生を左右する出会いとなった。
面接官は三人いた。一人は物理の徳永教授であった。自然系講座の代表である。もう一人は、佐々木元太郎先生だった。この二人に面識があるはずもなかった。佐々木先生はその後、ゼミの指導教官になっていただいた。徳永先生が、卒論のテーマに関して質問された。「関数教育の根本は・・」と尋ねられた。私は、「関数とは、変化と対応のきまりを究明することです。」と答えた。すると、徳永先生は、「そうなんだよな。」と相槌された。自然系数学科の受験生は20名弱だった。そして、合格したのは、13名?くらいだった。
 九月の半ばに合格発表があった。自宅に郵送で合格通知が届いた。後戻りはできないので、合格して本当に良かった。ここで不合格だったら私の人生は敗者のレッテルを貼られていたと思う。運良く合格できた。

教訓:生きるか死ぬかの勝負に勝つことはとても大事である。不退転の   決意でことにあたれば何とかなる。この決意に対して宇宙は応援する。
 

気持ちののせ方

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3/23 今日のひとこと

教師は、子ども達に話しかける。

その際、言葉に「心」がのっている。

温かい気持ちで話すのか、冷たいとは言わないまでも温かさの心がかじられないで話すのかで大きな違いが出る。

よって、常に自部の気持ちをウェルビーイングの状態でいたいものだ。

笑瀾万丈19 受験の様子

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笑瀾万丈19  試験当日

☆受験の様子
 兵庫教育大学大学院の受験は、大学のある社町ではなくて、神戸市の甲南女子大学で行われた。
 JR摂津本山駅を降りると駅前の空気が異様であった。組合員(やくざの組合ではない。教職員組合だよ。)が固まっている。また、機動隊も来ている。そんな中に、大学に向かうマイクロバスが到着していた。迷わず乗り込んだ。乗り込んだ瞬間に、ふと外を見ると、組合活動でいっしょに選挙のビラ貼りをした人がヒロシを見た。ヒロシは無視した。機動隊に守られて受験した。こんな体験は他の人には考えられないことである。貴重な体験である。バスに乗り10分ほどで大学に到着した。全く静かである。先ほどの騒ぎが嘘のようであった。まさに茶番劇で笑い話の世界である。
 静寂の中で、試験は開始された。朝の10時から始まり、夕方16時まで、教職教養、専門科目と試験があった。B4の白紙に8枚くらいひたすら解答を書いた。かなりハードな一日だった。だって、一生の問題がかかっているのだから、なんとしても合格せねばならないのである。
 教職の問題、数学教育の問題は解けた。心配なのは数学の問題である。行列式の問題が出て、幸いにも解けた。これで合格できるのかどうかは微妙だった。数学力のみを問われるのであれば、間違いなく落ちていた。ところが、教育の面の配点もあるので、そちらは手応えがあった。

教訓:機動隊に守られての受験風景は、今にして思えば茶番劇だった。
   人生は劇の連続である。そのときは、真剣であるが。


志水廣 1034 動画 夢現大97 算数・巣数学の楽しさ

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笑瀾万丈18 突然の嵐

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☆夏休み開始早々

 転勤してから四年目のこと。夏休みが始まって、二、三日して、突然、組合の分会会議の招集の連絡がきた。
 8月30日。五位ノ池小学校の会議室に五位ノ池小学校の教職員が集合させられた。
 組合のお偉いさんがやっ来て、「ここにいる志水先生は、兵庫教育大学大学院を受験します。なぜ、受験するのか。ここに問いただしたいと思います。皆さんもご存知のように兵庫教育大学は文部省が推進する大学です。非常に右傾化した大学です。ここを受験すること自体が遺憾なことです。」
 ヒロシは、なぜ受験のことが漏れたのだろうか。校長先生と神戸市の教育委員会しか知らないはずなのにと思い戸惑っていた。誰か漏らした人がいるのは間違いない。でも、目の前にオルグという現実がある。ようするに「つ・る・し・あ・げ」である。揚げ物ならば美味しいが、このつるしてあげは堪らない。集団でのいじめである。
「なぜ、受験したいのか分からない。」
「早く管理職になりたいからか。」
と批判の声が続く。
 27歳の時であるから管理職などということは考えるはずもなく、自分が勉強したいという一念で考え出したことである。世の中には、そういう人たち(若くして管理職願望)がいることを改めて知った。
ヒロシは、立ち上がり、鉄よりも重い重い、重い口を開いた。
「私は、ここ数年間にネタがつきたと思ってきました。もう一度、大学で勉強したいと思いました。もちろん、組合は地区の役員までやっているので組合のことは大事に思っていますが、でも勉強することを誰も止める権利はありません。夏休みなのに、皆さんに集まっていただいたのは申し訳ありません。でも、受験に関しては、謝りません。行きたいから行くのです。」
重い唇ではあったが、軽くはっきりと明言した。
 ヒロシは、普段はこれほどきっぱりと言わない性格である。つまり、ほんわかタイプである。しかし、なぜかメラメラと正義感が沸いてきて、発言した。自分で言うのも何だが、かっこよかった。魂の底からの声が出ていた。
 ♪あの〜、人は言って言ってしまった。あの〜人は言って言ってしまった。もう帰らなーい。いや、戻れなーい。
 長い長い一時間であった。
 この発言をした以上は、後に引くことはできない。こちらは家族を支える必要がある。ヒロシは、「この勝負、決める。」と堅く誓った。受験までの数日、猛勉強に励んだ。そして、合格を勝ち取ったのであった。
 それからも同僚からの嫌がらせは多々あった。それでも付き合っていくしかない。昨日まで、ヒロシの自宅まで来てわいわい騒いでいた同僚が離れていったことにじくじたる思いがあった。
 この分会会議のことは今となっては笑い話である。要するに組合の幹部は、組合のメンツを立てたいからやってきて、話しているだけである。メンツということをもっと知っていれば、違う対応もできたと思う。あれから5年くらいして今度は、組合は兵庫教育大学大学院に賛成の立場をとった。今度は組合推薦でなければ受験できない世界である。これもおかしい。憲法で保証された学問の自由は個人の権利であって、団体の権利ではないのである。


☆6年生を持ったときの事件 波瀾万丈17

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☆6年生を持ったときの事件
 2学期の10月だったと思う。休み字間に遊動木という遊具でクラスの子ども達が遊んでいた。そこで事故は起きた。ある女の子が足を骨折したのであつた。すぐに外科に行き入院となった。
 1ケ月近く入院した。当然お見舞いには行く。
 1週間もたたないうちに、教頭先生にお願いした。勤務終了後、勉強を教えに行ってもいいですかと。教頭先生から認めてもらった。週に2回、個人的に病院に通い、1時間近く、国語と算数を教えた。6年生の女子なので恥ずかしそうにしていた。時には、お母さんは、うどんを差し入れしてくれた。出張したときも、わざわざ病院の近くの駅で降りて教えた。帰宅すると、9時は回った。当然、無料である。
 なんだからわからないけれど、そのようにしないと気が済まなかったのだ。
 その子が学校に戻ってきたとき、どうなったか。なんと、学級の雰囲気がよくなったのだった。とてもいい体験をした。



笑瀾万丈16 6年へジャンプ

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☆ 3年、3年、6年の担任
 なぜ、3年かから6年へジャンプしたのか。それは、5年生が学級崩壊したからであった。普通ならば4年生へ上がるところだけれど、6年へ行ってくれとなった。このジャンプはとても勉強になった。というのは、5クラスあって、4クラスは持ち上がりで、私のクラスだけが担任の交代であった。主任は加藤得子先生で、しっかりしたお方だった。
 崩壊したクラスの難しいところは、マイナスから始まるということである。学級のルールや授業のルールづくりから始まる。子ども達はマンガもつてきてもいいですか、と牽制球を投げてくる。「だめ」という。まあ、この頃のわたしの口癖はだめだめであった。ダメダメ教師であった。一番嫌な気持ちになったのは、修学旅行である。他のクラスは5年生から一緒なので楽しくやっているのに、学級としての雰囲気は固かった。


劣等感   船井幸雄の人間学

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3/20 劣等感
 劣等感はみんなあります。そこでうく劣等感をうまく乗り越えた人とつき合うのが一番いい。前向きに生きてみたらいいですよ。すぐ消えてしまう。
人を妬むな、羨むな、相手の望みどおりにしてあげなさい。
人のい合わせを自分の幸せと思ってあげる。  (船井幸雄の人生道場 ダイヤモンド社)

解説
 人間の特性は、どうしても人との比較をしてしまうことである。比較することで、エネルギーになるし、また行き過ぎると焼き焦がれることになる。しかにして、嫉妬心として付き合うのかが大事である。松下幸之助は、そのあたりを嫉妬の心は、トースターのパンの焼き加減になぞらえて、こんがりやきなさいと述べている。これは修行ですな。


志水廣 1033 動画 夢現大96 算数・数学のスモールステップ


準備期間

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3/20 今日のひとこと

作日、娘と話していて、うまくいった。

考えてみると、数日前から、娘の方はその準備期にあたり、周りの環境が影響していた。

不思議なんだけれど、お互いにそれぞれが出会う前に準備が整っていた。

だから、話がスムーズに行った。打ち合わせもしていないんだけれどね。

笑瀾万丈15 活動期

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活動期
 その当時、神戸市や兵庫県では教職員組合が強く、若手の教員は組合の役員になることが求められた。下山手小学校では分会長となった。ストライキもあった。ストとなると、神戸市の教職員は市やしくょの南側の講演に集合した。出勤は3時間目くらいからであった。
 五位の池小学校でも組合の役員になった。はじめは分会長、次に地区の役員である。何もわからないヒロシは先輩から誘われ淡路島に組合の研修旅行に参加した。すると、待ち構えていたのは、地区の役員にならないかというお誘いだった。あのとき、旅館でのおいしい料理は組合への前金だった。
 甘い汁をすうと、後で大変なことになる。
 分会長と地区訳のちがいは、選挙などにときにどういうされることである。例えば、ビラ貼りや電話応援などであった。あるとき、学校から離れたところで、ビラ貼りを20時頃していたら、志水さんと声をかけられた。だれかと思うと、勤務校の養護教諭だった。こんな活動をしているとは思えなかったのだろう。びっくりだった。

教訓 甘い話にのると後が大変である。



ふと左へ

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3/18 今日のひとこと
昨日、あるスーパーへ行くのに、道を左に曲がった。
しばらくいくと、弘法さんにでた。知立市の弘法大師。
何十年ぶりである。
にぎわいがある。
偶然、寺の市をしていた。
お店がたくさんでていた。

立ち寄ることにした。
境内のお店で軽食をとった。

なんだかミニトリップであった。

志水廣 1032 動画 夢現大95 「算数・数学の問題はなぜ答えが一つなんですか? 」

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志水廣 1024 音声You Tube 動画 夢現大94 「一枚のプリント」

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笑瀾万丈14 五位の池小学校

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☆五位の池小学校時代
 神戸市の初任者は、3年間で転勤するという約束になっていた。転勤した学校は長田区にある五位の池小学校であった。学校の規模は、各学年5クラスあった。赴任しておどろいたのは、運動場の向かい側は団地群であった。だから、運動場の声が団地に響くのである。また、団地からフェンス越しに丸見えであった。
 前任校は、各学年2から3クラスであったから職員室の広さ、職員数の多さにびっくりであった。この学校は、ミドルリーダーになる先生が多く、活気があった。当然学年で行動することが多かった。当初、3年生を受け持ったが、ベテラン教師が2人、私、そして新任教師が2人いた。1つの学年に2人の新任とは驚くべき配置であった。学年主任の寺谷先生は書道家でもあった。この先生から斉藤喜博全集をお借りして読みあさった。
 校長先生は、神戸市の校長会の会長であり、その方のもとに優秀な教員が集まっていた。だから、いろんな教科に精通した人が多く職員研修も活発であった。学べきことがたくさんあった。
 住居は、灘区青谷から垂水区の学びが丘に転居した。ここは公団住宅で5階建ての1階であった。ベテランだごしに見える芝生は我が家の庭のようであった。
 通勤はバスと電車で1時間10分かかった。山陽電車の板宿駅から学校までは徒歩で12分ほどであったが、最後の200mの登坂がきつかった。
 五位の池小学校時代は張りきりボーイであった。


こちらから

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3/16 今日のひとこと
こちらからお願いしたことと、相手からお願いされたことでは成果が大きくことなる。

相手からお願いされたときの方が成果が大きい。

今年度の一年間はそのことの学びであったと思う。

組織と個人  船井幸雄の人間学の

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3/16 組織と個人
 働く一人一人の長所に着眼し、それを最大限に生かせる仕事を与えた上で、全体を組織目標に向かわせるのです。その組織目標に向かって一丸となってみんなが頑張っているときの、個人のわがままは許されませんが、個人の長所が伸びる仕事に個人がつくことはそれこそみんなのためです。そこをはき違えてはなりません。 (リーダーのあり方 PHP)

解説
船井は個人にどんな仕事をつかせるのかは、個人の長所が適合すると言います。そのうえでわがままはよくないと言います。野球のチームを考えればすぐにわかるともいいます。それぞれのポジションでわがままを言いだしたらチームとしての試合はできないからです。



志水廣 1031 動画  中学校数学科の授業(32) データの活用 クラウドを上手に活用し春休みの課題としよう!


正しい人間観 船井幸雄の人間学

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3/15 正しい人間観
 リーダーにとって、正しい人間観は欠かせない。
 「人は何のために生まれてきたのか」。このことに関する深い洞察と哲学なくして、これからのリーダーは部下や組織を率いていくことは、難しいのではないかと私は思っています。といいますのも、特に日本のような先進国では、働く環境もまた暮らしのレベルも裕福な状態を獲得し、もはや、食べるためだけに働き生きた時代は遠い昔となりました。いまや、恵まれた環境のもと、人々の知識数順も高くなっています。衣食足って本質を求めるのではないですが、人間としての本質的な生き方が始まっているレベルに達しています。

解説
 人間はこの世になぜ生まれてきたのか。そして、この世を去るのか。生と死のなぞを考えると、自分の生き方が決まる。人の脳は快となるために生まれてきた。それを幸せという。しかも、自分だけのエゴでいきていくと生き苦しくなる。他者への喜びをもたらすことによって、脳は良いホルモンを出す。自他共に喜び分かち合うような生き方をしたいものである。

笑瀾万丈13 ☆下山手小学校から五位ノ池小学校へ

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☆下山手小学校から五位ノ池小学校へ

 ヒロシは、新卒四年目には神戸市の長田区にある五位ノ池小学校に転勤した。そして、同僚に恵まれて着実に教師力がついていった。四年を受け持ったときは、放送教育の主任から視聴覚教育の大切さを教わった。翌年は、六年生を突然受け持った。学級崩壊の学級を受け持ち悪戦苦闘した。この時の学年主任からは芯の強さを学んだ。三年目には三年生を受け持ち書道家の学年主任に豊富なアイデアを教えてもらった。算数教育についても神戸市の研究会や教育研究所で勉強させてもらった。組合の分会長や地区の役員もしていた。楽しい日々であった。

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