最新更新日:2024/11/11 | |
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東部中たより「東風」9月平成30年9月 野呂一彦 「かっこよく生きる」 私の家の近くに、無農薬で野菜を育てている人がいます。日照り、多雨、台風や霜など、気象現象は野菜の栽培には厳しく、そのうえアオムシや鹿が、丹精込めて育てた美味しい野菜を食べに来ます。このように難しい条件ながら、夏の暑い日も冬の寒い日も黙々と誠実に土に向かっています。そのせいか、彼が作った野菜には、生きるエネルギーが満ち満ちているように感じます。まるで彼の農業魂が乗り移っているかのようです。自らの信念に従って一生懸命働き続けている彼を私は「地味にかっこいい」と思っています。 彼から愚痴や自慢話、人の悪口を聞くことはありません。人を馬鹿にする言葉もありません。いつも物静かに笑っています。そのくせ気さくで話しやすい人柄です。 夏に訪れた京都のお寺の境内に「十善戒」という看板がありました。これには、人として正しく生きるための十の戒めが書かれています。それにならって、かっこよく生きるための十条件を考えてみました。 ・爽やかであること ・妬(ねた)まないこと ・蔑(さげす)まないこと ・一生懸命生きること ・落ち着いていること ・親切であること ・寛容であること ・礼節を心得ていること ・謙虚であること ・粋であること 「恰好」とは、本来は姿かたちのことですが、外見にはその人の内面がにじみ出るものです。恰好の良し悪しは、見た目ではなく生き方なのだと野菜作りに励む隣人の姿に教えられた気がします。私も少し頑張ってみようと思います。 10月 行事予定 3日(水)三者講談会 〜5日(金) 16日(火)3年生進路説明会 17日(水)2年生わくわくワーク 〜19日(金) |
松阪市立東部中学校
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