最新更新日:2024/12/20 | |
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三重県桑名市立大成小学校訪問この時期に研究授業を開催しました。 授業者は5年の村田奈美先生です。 単元「体積」の導入の授業に挑戦されました。 明日が授業参観・PTA総会という日程です。 なぜ、この時期に研究授業を企画したかといいますと、今年11月18日(金)に桑名市の研究指定を受けて研究発表します。そのために、大成小学校の授業スタイルを職員のみんなで確認するという意味で行われました。 4月6日に愛知教育大学の志水研究室に来られて一緒に教材研究をしました。 本日の授業は、教師と子どもが一体感のある授業でした。 既習の復習、調べ方の予想、実際にキューブを入れ込む算数的活動、定義の説明、記号の練習など盛りだくさんの内容がありましたが、頑張ってやりきりました。 導入でフラッシュカードで長さと面積の復習をしましたが、この技能は、今年の1月に志水塾京都大会に参加されて学んだものです。手作りのフラッシュカードはとてもよくできており、これを見たら京都大会の講師の中村基子先生も喜ぶと思います。 参観していて、随所に工夫が見られました。 板書とノートを見てください。 ノートがどの子も整頓されて記録されています。その原因は、順序だてた板書にあります。分かりやすいということがこれほど大事だと知らされました。 この他、学校体制として教材研究をチームとして取り組んでいたことです。 この点も評価したいと思います。 押しつけ2昨日の今日のひとことで「押しつけ」よりも自分たちで考える方がよいと書いた。 ところが、子どもも、教師も自分たちで考えるかというと、考えないのである。 6000人の授業診断、数百校の学校相談などを通じて経験したことは、自ら考え、学ぶ教師はかなり少ない。多くて2割ではないか。それが証拠に自ら考えていれば私の授業診断、学校相談など必要ない。現場の教師は日常の業務をこなすのに精一杯である。つまり、少し余裕をもって考えることが難しい。 だから、どうするかである。自分たちで考えるためには、そういう仕掛けと場づくりが必要である。その仕掛けのお手伝いや場づくりの中で成功体験・達成感・自己重要感をもたせるためにアドバイスしている。 例えば、場づくりで言えば、12クラスを1日で参観することがある。その際、2時間目は1年2年、3時間目は3年4年、4時間目は5年6年の授業参観というケースがある。 これでは、場づくりになっていない。 3年生の担任は3年生の授業が見たいのである。だから、ずらせばよいのである。 見てもらうだけてなくて、同僚で見合う場も設定すれば学び合いができ一石二鳥である。 こういうことをアドバイスする。 トップリーダー、学校で言えば校長、学級で言えば担任の教師がもっともっと仕掛けと場づくりを考えることである。 参考 小・中共通現職教育の本 志水廣 「志水メソッドと共に歩む学力向上作戦〜現職教育の改革〜」(for next) お問い合わせは愛知教育大学生協書籍部 TEL:0566−36−5184 FAX:0566−36−5465 押しつけ押しつけは嫌だ。 これが人間の基本。 自分たちで考え出すと、やる気が生まれる。 自分たちで考え出すと、自分たちに必要なことに絞ることができる。 自分たちで考え出すと、ささやかなアイデアでも大事にする。 結局、自分たちで考え出したことしか身に付かない。 ベストタイミング今日は電話がどんどんかかってきた。 しかも、研究室にいるわずかな時を 見計らうように、 うまいタイミングでかかってくる。 ついてるね。 なぜ、子どもの言葉で授業を作る必要があるのか算数・数学は人類の文化遺産である。 このことを伝達・伝承するのが教育である。 この伝達を教師からの説明でするのか、 子どもと共に考える授業でするのか。 大違いである。 子どもが考えるとそこには、子どもなりの言葉が生まれる。 この言葉が文化遺産の子どもなりの萌芽である。 それを支えるのが教師の役割である。 このような授業の結果、文化は自分達で創るものなのだという体験をする。 この創造体験が未来を創る子どもを育成する。 来室者の増加このニケ月は、学校訪問などの出張は少なかった。 そのかわり、研究室に来られる方が多くなっている。 学校、地域の研究相談、授業の相談が多い。 それぞれの地区、学校に応じたアドバイスを心がけている。 そういうことができるのも、過去にその地区や学校を訪問したからである。 経験は生きる。 1つ1つの経験をさせていただいたことに感謝。 足下足下にヒントあり。 足下を見ると、次が見える。 足下を固めると、次を築ける。 豊田市立小清水小学校訪問先月、和田裕枝校長先生と懇談中に、学校訪問することになりました。 講演するのならば、早い時期に来てほしいというので、新学期早々のこの日で決まった。 テーマは、「子どもの言葉で作る算数の授業」である。 授業開き、学級開きの時期に、どうすれば子どもの言葉を引き出し、価値付けることができかについて演習を交えて話した。 元気な職員集団で話していてとても楽しくできました。 ありがとうございました。 ps 写真は、当日の講演を板書にまとめてくれたものです。 糸をつむぐ組織は個の連携で生きる。 連携の糸が切れてしまうと、 リーダーは、一人で全員の糸をひっぱらなければならなくなる。 切れたらお終いである。 まずは、糸がつながること、次に細い糸を太くすることに力を注ごう。 本日の報告午前中、M小学校を訪問してきた。 1年生の授業を参観させてもらった。 この時期の算数の授業は、発表する態度・聞く態度・ブロックを使うお約束などの態度面が50%、そして、1対1対応の中身が50%、教師は子どもの様々な反応に対して辛抱強くこたえていた。 教師にとってあれはエネルギーがいる授業である。 でも、子どもは算数を学ぶ喜びにあふれていた。 午後はK小学校を訪問して講話をする。 これまた、楽しみである。 信頼関係の築き学年始めは、教師と子ども、子どもと子どもの信頼関係を気づく一番大事なとき。 誰をほめようか。どんなよさがあるのか。 とにかくラポートをつけるために頭を絞ろう。 信頼関係ができれば、これからの指導が楽になる。 共存共栄私が「正しい」。 私だけが「正しい」。 この考えの延長は、他の人の考えの否定である。 世の中を見たら、ある国で正しいことが他の国では正しいことではないことがある。 歴史を見たら、ある時代には正しいことが他の時代になると正しくないことがある。 だから、「正しい」ということに普遍性があるかというと疑問である。 よって、どう考えればよいかというと、私が「正しい」の他に、あなたの考えも「正しい」というか、正しいと言わないまでも、あなたの考えも存在するよねと言った方が共存共栄になる。 応援者何事を為すのにも応援がないとできないことがある。 人、物、ことの応援があるとありがたい。 特に、人の応援は想像以上の力となる。 こういう人にいつ出会えるかは分からない。 ただ言えることは、そういう人は過去に出会い 大切につきあってきたからこそ、今に生きる応援者となっている。 だから、今出会える人を大切に生きることだと考える。 愛知県一宮市立丹陽小学校28年度の現職教育を進めるに当たっての指針の相談と確認です。 丹陽小学校の今年度の取り組みの1つとしては全校をあげて、「どの子もできる10分間プリント」の児童用を使って朝活動に位置づけ、学力アップを図ることです。 授業づくりについては、発問の吟味、キャッチ&リスポンスが挙げられます。 牧野教頭先生はいつもは御菓子のおみやげですが、今回は丹陽地区のお酒をもってきてくださいました。教え子が販売していますという。 原料のお米は、「あいちのかおり」だとそうです。 美味しくいただきます。 米ショップ加藤 加工品のところをクリックしてください。 http://katoushouten.jimdo.com/加工品/ ストレス原稿を書くのはストレスではない。 様々な所用で、原稿が書けず進まないのがストレスである。 授業スタート教職大学院の授業がスタートした。 科目名は、「授業づくりの内容と方法1」である。 金曜日1限に設定されている。 教職大学院の学生にとっても、今日が授業開き。 基礎領域の学生は学部卒の直進学生、応用領域の学生は愛知県内の現職教員。 この方々にとって初めてである。 したがって、何もかも初めてだから、 ・教職大学院で学ぶことの意義と構え ・「授業づくりの内容と方法1」を学ぶことの意義と構え さらに、私としては退職する年度となるので、1つ1つかみしめて話すという意味合いも含めて、本日の授業に当たった。 具体的な教材からその授業の展開、技術について、メタ化して話していった。 また、この授業の雰囲気として緊張と緩和を体験してもらって、授業は、「知」と「心」の変容であるということについて語った。 学生の聴く態度、考える態度はとても良好であった。アクティブラーニングの姿も見せたい。 何を教えるのか、どうやって教えるのかということについて、考えていく教師として成長していってほしいと願っている。 あるお母さんの話「聞いてください。志水先生。と」、知り合いの母親が話しかけてきた。 「Z先生が、私の子どもの担任になったんですよ。 ばんざあい。」 親は正直だよね。 Z先生は、私も知る人物です。 さらに続けて、「Z先生を願っていたんです」と。 話しました。 新学期、この「ばんざあい」と「それ以外・・・」 の反応があったんだと思います。 教師は子どもを選べない。 子どもも教師を選べない。 選べないどうしで、宿命だと思って、知と心の磨き合いをしていきましょう。 企画と仕掛け学校経営、学級経営には、企画と仕掛けが大切である。 企画は、たくらみである。ある姿にするためにたくらむことによって変わることになる。 仕掛けは具体的な行動である。 企画と仕掛けが入ったものが学校経営案であり、学級経営案でありたい。 可能性を伸ばす好奇心旺盛な子どもがいる。親子で相談に来られた。 学力の診断をしてみた。 2年生なのに、4568+2657の計算がすらすらできた。 くりあがりのルールを身につけたから、桁数が大きくなってもできる。 試しに、覆面算もだしてみた。すると、少し考えたけれど、できた。 2年生でもかけ算九九の発展問題として12×4ができていた。だから、くりあがりのある、24×3も出したみたら、できた。 どちらの計算問題も3年生の内容である。 この子には、こういう教育がよいと助言した。 だから、もっともっとやりたい子どもは確かに存在する。 そういう子どもにカリキュラムで制限をかけるのは、不自然である。 次なる挑戦をさせていきたい。 間接フリーキック直接攻めてうまくいくならばそれでよし。 でも、直接だとうまくいかないときがある。 そういうときは、一呼吸おいて、間接フリーキックをねらうことである。 そこで、間接に経由する人は誰か。 その間接者を決めることが勝敗のポイントである。 |
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