最新更新日:2024/12/20 | |
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一気呵成何事をやるにしてもスピードが大事。 一気呵成にやれば、勢いがつく。 その勢いは「ツキ」をもたらす。 愛知県緑丘小学校の研究発表会が10月の終わりにあった。 この学校の研究がとてもよかったので、単行本を出そうと決めた。 そして、単行本の原稿ができあがった。出版社に郵送した。 すごいスピードと馬力だった。 職員の原稿をもとに、小学校の3人の先生と私とで審議して作り上げた。 本当に協同作業だった。 学校との共同研究で単行本に仕上げるには、速くて4ケ月。遅くて1年かかる。 これだけの速さは、異例のことで、研究紀要などの完成度が高かったからである。 書名は「2つのしかけでできる!算数授業のアクティブラーニング−算数のきまりに出会うわくわく算数のつくり方」(明治図書)である。 お披露目は来年の3月の終わりになる。 お楽しみに。 「できない子」をどうするか教育書の読書家の校長先生からこんなことを言われた。 「できない子、遅れがちな子について取り上げているのは志水先生だけですね。できる子どもの本はたくさんありますが。」と言われた。 本当にそうかもしれない。 教師になって40年間、できない子を「できる」「わかる」「身に付く」にはどうすればよいかということを考え続けてきた。このことは現在、表現は異なるがユニバーサルデザインという考えで注目を浴びている。 「算数授業のユニバーサルデザイン」(明治図書)が年間第五位というのもうなずけることである。 その校長先生は、同じ時期に発刊した「愛と心を育てる算数授業」(明治図書)も高く評価していただいた。こちらの本は、できない子どもに対してどのようにすればよいかを算数の視点から書いたものである。落合先生の教育物語は涙ぐむ感動物語である。そしてこの本から勇気がわいてくる。結局、「心」が育たないと、「知」は支えられないのである。 <算数授業のユニバーサルデザイン>(明治図書) http://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-120718-2 <「愛}と「心」を育てる算数授業>(明治図書) http://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-123415-7 三角形の安定度三角形の面積は、底辺×高さ÷2 安定度は底辺に依存する。 三角形の底辺が長い人と、短い人では、高さが変わってくる。 長いと高さは高くなり、短いと低くなる。 やはり、底辺をしっかり長くしていくほうが、結果的にはよいことをもたらす。 分かっているかどうか分かっている人は、本番までに練習を積んで備える。 分かっていない人は、あまり練習をしない。 何々だから「できない」できない子どもは、「何々だからできない」とか「習っていません」という。 教師も「何々だからできない」「習っていません」という言葉を発する人がいる。 できない子どもをできるようにするのが教師の役割なのに、「できない」ばかりの連発で 子どもを救えるのだろうか。 算数授業のユニバーサルデザイン 年間第5位紹介します。 「志水先生、大羽先生へ 算数授業のユニバーサル・デザインが2015年の年間 売上ランキング5位になりました! http://www.meijitosho.co.jp/detail/sp09 嬉しかったのでお知らせしますね! 本当にありがとうございました。」 私(志水)も嬉しいです。昨年の2月に刊行して、現在8刷りです。この数字は驚異的です。 この本を世に出せて本当に良かったです。大羽沢子先生がとても分かりやすく執筆してくださいました。 ランキング第5位は、単なるブームだけではなくて、口コミの威力だと考えます。 感謝申し上げます。 さて、この本のきっかけは何かというと、授業力アップわくわくクラブが毎月発行しているメールブック「悠・愉」と算数の雑誌「楽しい算数の授業」に特別支援教育について書かれました。それらをもとに書き直しました。そして、1冊の単行本へとアドバイスしました。2つの刊行物に関わった私としては、とても感慨深いものがあります。地道な蓄積が実を結んだという事例です。 「知」」は、「心」の動きで支えられる授業では、かつての私は「知」ばかりを追い求めていた。 ところが、近年、「心」が大事だと思うようになった。 「心」の変容が「知」を支える。 問題を見たときにな思う心。 問題を解いているときに思う心。 発表を聞いているときの心。 振り返るときの心。 これらの心をとらえよう。 驚き、不安、不満、疑問、… が、感動、安心、満足、解決…の心に変容する。 この過程をしくむことが教師の役割であり、またそのしかけを受けて立つのが子どもの役割である。 これらの「心」の動きをとらえることで、子どもは追究を持続させ、そして、解決への推進力となる。 長く続いている音声計算<ボランティアで行っている、母子家庭、父子家庭対象の塾で音声計算を2時間目の初めにしています。 3年生でかけ算が言えなかったり、1年で出てくる一けたの繰り上がりのたし算や答えが一けたの 繰り下がりのひき算ができない子が、何人もいるので始めました。 そのうち、X小学校にいる子が来ているのですが、 「ああこれ学校でもしている。」 っていうのです。10年前、私がX小学校で始めたものが、ずっと続いていたなんて、ちょっと感激 です。 そこで、言いたい事は「良いものは、ずっと受け継がれていく」というこです。塾でも、始めたばかりですが好評で、子どもたちは意欲的に取り組んでいます。ご報告までに。> ありがとうございます。 受け継がれていくこと自体が素晴らしいですね。 とにかく子どもに計算の力をつけてあげてください。 ぜひとも頼られているとわかると、自尊感情が高まる。 特に、 「ぜひとも、この件についてはお願いします。」 と言われたときである。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 山口県下関市豊浦町の郷土料理 相手への配慮これまでお付き合いしてきた校長先生で、感心した人は必ず相手の行動を読み、その次の行動について配慮をする。 特に、相手が何をしたら喜ぶかを考えて行動されている。 例えば、最近お会いした男性の校長先生は、帰り際に「私が朝、焼いたアップルパイです」と言って、手作りのおみやげをくださった。 この気持ちが嬉しいよね。 そして、事務局の方の近藤さんにもどうぞという。 こういう気遣いをされると、校長先生と事務局との関連性がより密接なものとなる。 裏方にも配慮できる、ここが素晴らしい。 できる人は違うよね。 びっくり情報「町の子ども達の学力アップのために、町の全部の小学校に「どの子もできる10分間プリント」(教師用)を使わせたいと考えます。また、中学校には5・6年用を配布します。そのための予算化をしました。」 これを聞いただけでもびっくりし、かつ、感激しました。 さて、その理由がとても素晴らしいのです。 「現在、各教師がばらばらな教材を使っている。これでは、学力について何がどの程度ついたのか明確でない。特に、算数科は積み上げが必要な教科です。その点、「どの子もできる10分間プリント」は、系統性、継続性をふまえて丹念につくられています。だから、ぜひ採用したいのです。だから、大学の生協に注文しますので、よろしくお願いします。」 この話をうかがい、確かにその通りだと思いました。 1週間に3枚の問題プリントを35週分配置しています。一日には、基礎計算、数の構成、量と測定、図形の性質、文章題が入っています。これを1年間でやります。これらの問題配置に系統性、継続性、累積性に留意して配置しました。 一年と数ヶ月かかって作成してきたかいがあると思いました。本が売れたことはもちろん嬉しいことですが、町全体という視点で考えられていることに感激しました。 ありがとうございました。 1枚で説明見本 http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/2370003... 古賀市立舞の里小学校訪問来年度の研究発表会があるための視察である。 子ども達の学習習慣のよさを感じた。 5年生の授業では、より高い問題を提供したいということで、分数÷整数の問題で、はじめに真分数÷整数を扱い、次に仮分数÷整数を扱った。わり算の意味が本当に理解されているかという意味では、とても面白い問題だと思った。 また、4年生の授業では、とてもわかりやすい問題提示がなされていた。特に1倍を扱ったとき、またわられる数がわる数よりも小さいときに子どもの問いの発生が起きていた。 素直な問いであり、こういう問いが算数の面白さにつながる。 2年生の授業では九九を超えるかけ算のこたえの問題について、いろいろなアイデアが出されていた。とても分かりやすい板書であった。 福岡県飯塚市立片島小学校を訪問立山俊治校長先生の案内のもと、5本の授業を参観して、短い時間ではあるが個別指導させていただいた。 みなさんとても工夫されていた。 特に6年生の二クラスの授業の質は高く、自力解決はもちろんのことであるが練り上げ の時間はとても素晴らしかった。子ども達の発表の中で、他の子どもが意見を言って、そ こに共感・共鳴があった。ここまで育った子どもに感動し、また、育てた教師達に感激した。 片島小学校は協調学習としての実績がある。まさにアクティブラーニングの基盤がここにあると思った。 ただし、言えることは、教師の数学的なしかけが必ずあるということである。 下の写真は、組み合わせの問題であるが、少しでもより高い問題まで考えさせたいという願いがあった。 教科書の問題1番 4種類のものから3種類を選ぶ。 教科書の問題2番 5種類のものから4種類を選ぶ。 教師が取り上げた問題 5種類ものから2種類を選ぶ。 さらに、もう一問を提示した。 これらの問題を扱うことで、全体的にみることができる。 時間の価値時間は貴重なのものてある。 物と違って、捕まえることができない。 どんどん流れていく。 だから、過ぎていく時間をどれだけ有効に使うか。 ここが問題である。 指導案1つ書くにしても、机の前にすわる時間がないとしたら、 車の中、お風呂の中・・・などの隙間時間に考えておくことである。 すると、パソコンの前に立てば、すぐに書き始めることができる。 そうすると、本当にやりたいことに時間を使うことができる。 福岡に来ていますホテルについてから、飯塚市の先生方と会食しました。 みなさんとても前向きな話で、とても心地よかったです。 現場で戦っている先生と話すのは、とても楽しいです。 写真は福岡駅前です。 失敗と成功の比率本日の大学院の授業で、私の若い頃の経験を話した。 すると、院生(といっても、現職教員)の空気の中に安心感が広がった。 ローマは一日にしてならず。 たくさんの失敗、少しの成功を通して人は成長する。 失敗したからといって、落ち込んでいる暇はない。 すぐに次の一手を繰り出すしかない。 売れているわけはおかげさまで、よく売れております。 教師用が特に売れております。 算数の問題が網羅されている問題集です。 算数の内容は、一度学習しても使わなければ忘れてしまいます。 「面積の公式って何だっけ」「量の単位の関係はどうだったのかな」 忘れたらどうすればよいのでしょうか。 思い出すしかありません。 継続的に系統的に思い出すように問題を配列しています。 もっとよいのは、定着することです。 長期記憶に入ることです。 そのためには、計画的な問題配列、3回定着の法則を使うことです。 単元で学習したあと、1週間後、3週間後に問題を配列しています。しかも、週に3回、同じ問題が登場します。 だから、覚えてしまいます。しかも、すらすらと解くことができます。 担任の先生は、そこまで問題を計画的に子ども達に提供できません。 志水廣が1年間と3ヶ月かかって作った問題集です。 よろしかったらご利用ください。 冒頭に売れていますと書きましたが、なぜ売れているのでしょうか。 販売窓口は、愛知教育大学の生協書籍部しかありません。特別に宣伝していません。 それなのに売れています。口コミ以外に考えられません。 生協にも喜ばれております。 学校から低学年・中学年・高学年用に1冊ずつという注文もありますが、ぜひ手元におきたいということで、担任の方が1冊ずつ、つまり3冊購入されます。だから、売れているのです。 2学年分で2200円+税というのも手頃な価格だからでしょう。 宿題プリント、自習の際のプリント、取り出し指導に利用されています。 パンフレット http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/2370003... 内容見本ページ http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/2370003... 子どもが待つのは何が起きるのかな。 この授業は。 ワクワクする授業を子どもは待っている。 変わらない人の特性自分は、できていると思っているから変わらない。 自分は、まだまだだと思っている人は変わろうとする。 大高北小学校訪問午後に、名古屋市立大高北小学校を訪問した。 若い先生の授業参観と指導であった。 2年の三角形と四角形の弁別の授業であった。 とてもパワフルで、教師からの仕掛けに対して呼応する子どもの姿があった。 三角形か、四角形か、どちらでもない形の判断をスモールスタップで提示して判断させていった。 とても持続力のある子どもたちであった。 一つ一つの提示にとても工夫があった。 子どもから引き出す言葉多さに関心した。 ps 私の講話の最後に「どの子もできる10分間プリント」についてほんの3分間ほど紹介した。教務主任は1冊持っている。でも、個人でも持ちたいと多くの購入申込みがあった。子どもに力をつけたいという願いの現れだと思っている。とても嬉しいことである。 |
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