最新更新日:2024/12/20
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すぐに使えるが

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12/24 今日のひとこと

すぐに使えるものは、すぐに使えなくなる。

うすっぺらな教育技術は、すぐに取り入れることができる。
すぐに効果が上がる。
ところが、賞味期限が短い。
なぜなら、教材の価値に迫るものではないからである。

○付け法はどうだろうか。
○付け法はすぐに使え、効果も上がる。
なぜなら、子どもは喜びやる気がでるからである。
ところが、そのうち壁にぶつかる。

子どものノートを見て、教材の価値について書かれているところを見つけて褒めることが要求されるからである。
だから、教材研究しておかないと、子どもが本当に喜ぶ声かけはできない。
教材研究として何をほめるのか、どんな価値があるのかを考えて○付け法に取り組んでほしい。




福岡県田川郡福智町小中学校合同研修会

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昨日、12月24日に田川郡福智町の小学校中学校の教員全部170名が参加して講演会に招かれた。
演題は「学力を高めるユニバーサルデザイン」であった。
約90分間の講演であったが、あっという間に過ぎた。
もっともっと話したかった。

「どの子もできる10分間プリント」はユニバーサルデザインの考えに基づいて作成されているため、この問題集の分析と使用法を話しつつ、普段着の授業で何が大切かを話した。準備したパワーポイントの4分の1くらいであった。
また、続きを話したい。

福智町講演資料1

http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/2370003...

福智町講演資料2
http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/2370003...


示範授業

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12/23 今日のひとこと
昨日、長野県の木曽郡王滝小中学校で示範授業をした。
5年の人文字であった。

実に面白い授業で、私の仕掛けと子どもの知と心の変容があった。
初対面なのにとても息が合って、楽しくできた。
子どもから「1マイナス」とか「つながっている」とか植木算にぴったりの言葉がでてきた。極めつけは、「ヤマタのオロチと同じだ」という発言であった。
8つの頭で「又」は7つという意味であった。

授業の後半では、1本のつながった線をいろいろに曲げていっても同じ構造をたもつかどうかをアルファベットで発表させた。そして、・・・。
仕掛け2の場面ができて最後でまた盛り上がった。

お膳立て

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12/21 今日のひとこと
多くの教師にって、自主性なんてない。
自主性とは育てるものである。

ある教務主任は、昨日の出版記念講演会に6名の人を誘ってきた。

おそらく、はじめ誘うと、日曜日に研修するの?
という雰囲気であっただろう。
これが普通の教師の感覚である。

それでも誘って連れてきた。
するとどうだろうか。
会の途中でメモを取り始めた。

そして、本日、フラッシュカードを授業に取り入れていたそうだ。

つまり、上の立場の者は、よい研修会に出かけ、そして、それを若手に出会わせなければ勉強するはずもない。
勉強とは、強いて勉めることである。
勉強の場をお膳立てしなければ学んだら面白くてためになる世界があることも知らない。

うちの若い者は学ばないという前に、お膳立てがどれだけできるかである。



12月談話会

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本日の午後、つまり出版記念講演会の後に、談話会を行った。
楽しく講話できた。
テーマは「時間」であった。

第2回教育と笑いの会 2

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第2回教育と笑いの会にたくさんの応援団がかけつけてくださいました。
北海道、茨城、東京、長野、京都、岡山、広島、福岡、そして地元の愛知。
本当にたくさんかけつけてくださってありがとうございました。感謝しております。

第2回教育と笑いの会

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12/19 今日のひとこと
本日、名古屋のルーセントタワーの16階で第二回教育と笑いの会がありました。
今年は、教育漫談をやらせていただきました。

サプライズ2回作戦が見事に成功し、
笑いのうず。
あっという間の15分間でした。

本当に楽しかったです。
ありがとうございました。

ちなみに第一回の教育と笑いの会は、昨年の8月のお盆のときにあった。
そのとき、とても盛況だった。
そして、第二回。
第二回は、1ヶ月も前に満席となったそうだ。たいがいのイベントは、二回目となると盛り下がることが多いが、この会は盛り上がっている。

玉置先生の企画のよさである。出演者の質の高さである。
みんな真剣に笑いを追求していた。
会場に笑いの分かる人が多く集まったことも成功の要因である。

第3回もやることに決まった。今から楽しみである。

第2回の案内
https://www2.schoolweb.ne.jp/swas/index.php?id=...


算数授業のユニバーサルデザイン 増刷 9刷

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またまた、明治図書の木山麻衣子次長からメールが届きました。

「志水先生、大羽先生へ

(年間第五位に)続きまして、算数授業のユニバーサル・デザインの重版が決まりました!
9刷で部数は1200部になります。

来年の新学期フェア用の出荷のための重版になりますが、本書は発売からずっと毎月100冊以上売れ続けていますので、本当にすごいです。

いい本を書いて下さってありがとうございます!(^^)

9刷ですので、このまま進行いたします。」

ほんとすごいなあ。単なる流行ではないということです。
中身ですよ。中身が良いから売れるのです。
ありがたいことです。

http://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-120718-2

一気呵成

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12/19 今日のひとこと
何事をやるにしてもスピードが大事。
一気呵成にやれば、勢いがつく。
その勢いは「ツキ」をもたらす。

愛知県緑丘小学校の研究発表会が10月の終わりにあった。
この学校の研究がとてもよかったので、単行本を出そうと決めた。
そして、単行本の原稿ができあがった。出版社に郵送した。
すごいスピードと馬力だった。
職員の原稿をもとに、小学校の3人の先生と私とで審議して作り上げた。
本当に協同作業だった。
学校との共同研究で単行本に仕上げるには、速くて4ケ月。遅くて1年かかる。
これだけの速さは、異例のことで、研究紀要などの完成度が高かったからである。

書名は「2つのしかけでできる!算数授業のアクティブラーニング−算数のきまりに出会うわくわく算数のつくり方」(明治図書)である。

お披露目は来年の3月の終わりになる。
お楽しみに。

「できない子」をどうするか

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12/18 今日のひとこと
教育書の読書家の校長先生からこんなことを言われた。
「できない子、遅れがちな子について取り上げているのは志水先生だけですね。できる子どもの本はたくさんありますが。」と言われた。
本当にそうかもしれない。

教師になって40年間、できない子を「できる」「わかる」「身に付く」にはどうすればよいかということを考え続けてきた。このことは現在、表現は異なるがユニバーサルデザインという考えで注目を浴びている。

「算数授業のユニバーサルデザイン」(明治図書)が年間第五位というのもうなずけることである。

その校長先生は、同じ時期に発刊した「愛と心を育てる算数授業」(明治図書)も高く評価していただいた。こちらの本は、できない子どもに対してどのようにすればよいかを算数の視点から書いたものである。落合先生の教育物語は涙ぐむ感動物語である。そしてこの本から勇気がわいてくる。結局、「心」が育たないと、「知」は支えられないのである。

<算数授業のユニバーサルデザイン>(明治図書)
http://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-120718-2

<「愛}と「心」を育てる算数授業>(明治図書)
http://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-123415-7

三角形の安定度

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12/17 今日のひとこと
三角形の面積は、底辺×高さ÷2

安定度は底辺に依存する。
三角形の底辺が長い人と、短い人では、高さが変わってくる。
長いと高さは高くなり、短いと低くなる。
やはり、底辺をしっかり長くしていくほうが、結果的にはよいことをもたらす。


分かっているかどうか

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12/16 今日のひとこと
分かっている人は、本番までに練習を積んで備える。
分かっていない人は、あまり練習をしない。

何々だから「できない」

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12/17 今日のひとこと
できない子どもは、「何々だからできない」とか「習っていません」という。

教師も「何々だからできない」「習っていません」という言葉を発する人がいる。

できない子どもをできるようにするのが教師の役割なのに、「できない」ばかりの連発で

子どもを救えるのだろうか。

算数授業のユニバーサルデザイン 年間第5位

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明治図書の木山編集次長よりメールが飛び込んできました。
紹介します。


「志水先生、大羽先生へ

算数授業のユニバーサル・デザインが2015年の年間
売上ランキング5位になりました!

http://www.meijitosho.co.jp/detail/sp09

嬉しかったのでお知らせしますね!
本当にありがとうございました。」


私(志水)も嬉しいです。昨年の2月に刊行して、現在8刷りです。この数字は驚異的です。
この本を世に出せて本当に良かったです。大羽沢子先生がとても分かりやすく執筆してくださいました。
ランキング第5位は、単なるブームだけではなくて、口コミの威力だと考えます。
感謝申し上げます。

さて、この本のきっかけは何かというと、授業力アップわくわくクラブが毎月発行しているメールブック「悠・愉」と算数の雑誌「楽しい算数の授業」に特別支援教育について書かれました。それらをもとに書き直しました。そして、1冊の単行本へとアドバイスしました。2つの刊行物に関わった私としては、とても感慨深いものがあります。地道な蓄積が実を結んだという事例です。


「知」」は、「心」の動きで支えられる

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12/14 今日のひとこと
授業では、かつての私は「知」ばかりを追い求めていた。
ところが、近年、「心」が大事だと思うようになった。
「心」の変容が「知」を支える。

問題を見たときにな思う心。
問題を解いているときに思う心。
発表を聞いているときの心。
振り返るときの心。
これらの心をとらえよう。

驚き、不安、不満、疑問、…
が、感動、安心、満足、解決…の心に変容する。
この過程をしくむことが教師の役割であり、またそのしかけを受けて立つのが子どもの役割である。

これらの「心」の動きをとらえることで、子どもは追究を持続させ、そして、解決への推進力となる。

長く続いている音声計算

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元教員のWさんからメールがきましたので紹介します。

<ボランティアで行っている、母子家庭、父子家庭対象の塾で音声計算を2時間目の初めにしています。
3年生でかけ算が言えなかったり、1年で出てくる一けたの繰り上がりのたし算や答えが一けたの
繰り下がりのひき算ができない子が、何人もいるので始めました。
そのうち、X小学校にいる子が来ているのですが、
「ああこれ学校でもしている。」
っていうのです。10年前、私がX小学校で始めたものが、ずっと続いていたなんて、ちょっと感激
です。

そこで、言いたい事は「良いものは、ずっと受け継がれていく」というこです。塾でも、始めたばかりですが好評で、子どもたちは意欲的に取り組んでいます。ご報告までに。>

ありがとうございます。
受け継がれていくこと自体が素晴らしいですね。
とにかく子どもに計算の力をつけてあげてください。


ぜひとも

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12/13 今日のひとこと
頼られているとわかると、自尊感情が高まる。

特に、
「ぜひとも、この件についてはお願いします。」
と言われたときである。

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山口県下関市豊浦町の郷土料理

相手への配慮

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12/12 今日のひとこと
これまでお付き合いしてきた校長先生で、感心した人は必ず相手の行動を読み、その次の行動について配慮をする。
特に、相手が何をしたら喜ぶかを考えて行動されている。
例えば、最近お会いした男性の校長先生は、帰り際に「私が朝、焼いたアップルパイです」と言って、手作りのおみやげをくださった。
この気持ちが嬉しいよね。
そして、事務局の方の近藤さんにもどうぞという。

こういう気遣いをされると、校長先生と事務局との関連性がより密接なものとなる。
裏方にも配慮できる、ここが素晴らしい。
できる人は違うよね。

びっくり情報

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用件があって、福岡県のある町の指導主事に電話をしました。その中で、以下の話がでました。

「町の子ども達の学力アップのために、町の全部の小学校に「どの子もできる10分間プリント」(教師用)を使わせたいと考えます。また、中学校には5・6年用を配布します。そのための予算化をしました。」

これを聞いただけでもびっくりし、かつ、感激しました。
さて、その理由がとても素晴らしいのです。

「現在、各教師がばらばらな教材を使っている。これでは、学力について何がどの程度ついたのか明確でない。特に、算数科は積み上げが必要な教科です。その点、「どの子もできる10分間プリント」は、系統性、継続性をふまえて丹念につくられています。だから、ぜひ採用したいのです。だから、大学の生協に注文しますので、よろしくお願いします。」

この話をうかがい、確かにその通りだと思いました。
1週間に3枚の問題プリントを35週分配置しています。一日には、基礎計算、数の構成、量と測定、図形の性質、文章題が入っています。これを1年間でやります。これらの問題配置に系統性、継続性、累積性に留意して配置しました。
一年と数ヶ月かかって作成してきたかいがあると思いました。本が売れたことはもちろん嬉しいことですが、町全体という視点で考えられていることに感激しました。
ありがとうございました。

1枚で説明見本
http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/2370003...

古賀市立舞の里小学校訪問

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12月10日の午後、福岡県古賀市立舞の里小学校を訪問した。
来年度の研究発表会があるための視察である。

子ども達の学習習慣のよさを感じた。

5年生の授業では、より高い問題を提供したいということで、分数÷整数の問題で、はじめに真分数÷整数を扱い、次に仮分数÷整数を扱った。わり算の意味が本当に理解されているかという意味では、とても面白い問題だと思った。

また、4年生の授業では、とてもわかりやすい問題提示がなされていた。特に1倍を扱ったとき、またわられる数がわる数よりも小さいときに子どもの問いの発生が起きていた。
素直な問いであり、こういう問いが算数の面白さにつながる。

2年生の授業では九九を超えるかけ算のこたえの問題について、いろいろなアイデアが出されていた。とても分かりやすい板書であった。
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配布物