最新更新日:2024/09/28 | |
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御牧小学校の訪問 報告2−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 志水 廣 教授 昨日はお世話になりました。 私にとっても、先生方にとっても大変有意義な一日となりました。 今までの半日の授業診断をしていただくことで、一人一人の先生方の学びはありましたが、 今回、中心授業に取り組んだことで、 みんなで考え、学ぶことができ、 協働し、授業力向上に取り組んでいく体制が確認できました。 また、ひとりひとり個性はありますが、まじめな真摯に課題と向き合う教員に 囲まれていることをうれしく思いました。 今日の職朝で、ご教示いただいたことを今日からの実践で課題として取り組んでいくように 先生方にも伝えました。 ほんとうにありがとうございました。 久御山町立御牧小学校 校 長 南 佳 子(みなみけいこ) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 3年目の成長南校長先生とこれまでの教職員のがんばりぶりをお聞きし、その後参観に回った。 午前中に先生方の授業を参観、午後に中谷先生の代表授業を参観した。 午前の授業も見所満載であった。 ここでは、中心授業について説明する。 本年度は、中心授業を設定して、授業分析をしっかり行うことが目標であった。これが゜実現した。 一言でいったら、確かな成長が感じられる授業であった。 L字型の面積の授業はかなり難しいのであるが、教材の工夫と発問の工夫でのりきっていた。どの子もわかる・できる授業が展開されていた。 教材の提示物に一つ一つに工夫の跡が見られ、参観している教師達にとってもわくわくするものであった。 聞けば、授業シミュレーションにおいて指摘されたことを改善したのだという。御牧小学校の同僚性とともに、中谷先生の賢明さを感じた。 右端の板書と、左側の板書をみるだけでもヒント包含導入法になっていることがわかる。 毎日の地道な教材研究が本日の授業に結集したこと間違いない。 参観後はとてもすがすがしい気持ちになった。 かっこいいかっこいい生き方とは、 かっこいい台詞を話し、 かっこいい行動をすること。 「かっこいい」にあこがれる。 「かっこいい」は、自分の心がけ一つで実行できるものである。 仕掛けると義理と人情で出かけたい人がいる。 採算度外視で10月に行くことにした。 こういうおつきあいができることが嬉しい。 その結果、どうなったか。 他からの支援が発生する。 だから、宇宙からの応援がある。 不思議なものである。 自他共に祝福の道が開かれてくる。 最近、そういう出来事に遭遇し、与える者が与えられることを実感した。 UD28 L字型の面積の実践の報告自力解決の場面がなかなか難しかった。 教科書の上の一番の問題で、みらいさんの考え、つばささんの考え、あおいさんの考えについては引き出すことができた。「長方形の面積の公式を使って」とい問題提示ではなくても、3つの考えを引き出すことができた。 辺の長さも測ることができた。 その後の自力解決の場面で、「どの子もわかる・できる」というレベルでは机間指導でかなりのエネルギーを費やした。 7割の子どもは自力解決できたが、残り3割が途中で止まっていた。結果的には○付け法で全員ができたが、でも大変であった。 意外な所につまずくところがあった。 面積を求めるのに、辺の長さをまちがえて、二つの長方形の面積を求めることができない子ども、面積と辺の長さをたしてしまう子ども、二つの面積は求めることができたがその後、面積どうしをかけてしまう子どもがいた。 この子どもたちへのアドバイスに時間を要した。 見通しの部分で「合体」という言葉がでてうまくいきそうだったが、この見通しだけでは面積の加法性につながらなかった。 ではどうすればよかったのか。 「合体」の意味を「二つの長方形の面積を合わせる」ということまで引き出すこと、さらに式は3つ必要だということまで押さえるべきであった。また、加法性のためには、図形を二つに切って分けて、さらに合わせるという操作も見させることであった。 教科書で言えば、ウの問題の後に壁があることがわかった。 なお、面積の加法性については、下のフリップの問題が第3時に登場する。ここでL字型の形があるわけで、このときに分割と合成の考えも引き出しておくとよかったと思う。 授業後、子どもは面白かったとつぶやいていた。また、ノートに振り返りが書かれてあったが、ポイントはつかまえていた。でも、私としては教科書の最後の問題までいけなかったので、すっきりしない授業であった。反省の意味をこめて、これから指導することになる4年生の担任の方々へのお知らせとして報告する。 米沢小学校訪問3年目になるが、着実に授業力が伸びている。 とても喜ばしいことである。 どの板書を見てもわかりやすかった。 上の写真は、問題把握のところ、約数の定義にいたるまでの表と式、そして、約数の定義がとてもわかりやすくなっている。 一宮「わかる・できる」授業づくり学習会 報告2午前の会は、酒井先生による教材研究の仕方について 次に、志水の講演、教材研究の深さと授業づくりについて 午後の会は 3つの分科会を設定 1.○付け法 2.意味付け復唱法 3.適用問題定着法 このうち2つを選択。 そして、最後に志水の講演 「教師としての心構え」 一日、とても内容が濃い。 これだけの内容を作るためには、スタッフの皆さんはかなりの準備会を開いている。 すごいと思う。 受講者の感想 一宮「わかる・できる」授業づくり学習会 報告2 午前の会は、酒井先生による教材研究の仕方について 次に、志水の講演、教材研究の深さと授業づくりについて 午後の会は 3つの分科会を設定 1.○付け法 2.意味付け復唱法 3.適用問題定着法 このうち2つを選択。 そして、最後に志水の講演 「教師としての心構え」 一日、とても内容が濃い。 これだけの内容を作るためには、スタッフの皆さんはかなりの準備会を開いている。 すごいと思う。 受講者の感想 http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/2370003... 教材研究力を高めるためには教材研究力を高めるためには、まずは教科書の内容を分析することである。 その第一歩が教科書の問題をすべて解いてみることである。 解いてみると、問題の内容、問題の文章、問題の数値、数式、図などがよりリアルに飛び込んでくる。 小学校の教師は教科書にあるような問題は見ただけで解ける。 でも、そこで満足していると、教科書の奥底の筋立てが見えてこない。 行間を読めと言われるが、5.5mmの行間からは筋立ては見えてこない。あぶりだしではない。 あぶりだしていくためには、とにかく問題を解いてみて、この問題の意味を考えることである。 たった5分間もあればできることである。 ある研究会で一学期に教科書の問題を解いてみた人はいるかと質問したら40人中に1人であった。 これでは、教科書の解釈ができていないのであるから、授業づくりへと進むわけがない。 とにかく問題を解いてみよう。すると、新しい発見がそこにある。 その感動が授業を意欲的に進める教師の動機付けとなる。 |
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