最新更新日:2024/11/11
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新規「授業力アップわくわくクラブ」サロン会員のご案内  新規「授業力アップわくわくクラブ」サロン会員のご案内 

福岡県飯塚市立庄内小学校訪問

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庄内小学校を訪問し授業診断した。

どの先生も意欲的で、授業が明るかった。

代表授業の瓜生先生は、6年の概測のところを授業されたが、入念な準備と的確な発問によって、授業を見ていて安心感と楽しさがあった。
しかも教材に意外性があり、仕掛けがとてもおもしろかった。
3年目の教師とは思えない落ち着きぶりであった。
子どもに愛が育つ場面が見られ、ほほえましかった。

勝田校長先生のリーダーシップを感じた。

長野県茅野市立米沢小学校訪問

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米沢小学校を訪問した。
授業診断をした。
子どもたちの発言に数理が潜み、勉強になった。

岡谷小学校時代からの林教頭先生とのご縁であった。

牛山校長先生は、かなり前に私の本と出会って学んだそうだ。その本は、「分かる・できる算数授業づくりのこつ」である。
とても嬉しく思った。

講話プレゼンデータ
米沢小学校を訪問した。
授業診断をした。
子どもたちの発言に数理が潜み、勉強になった。

岡谷小学校時代からの林教頭先生とのご縁であった。

牛山校長先生は、かなり前に私の本と出会って学んだそうだ。その本は、「分かる・できる算数授業づくりのこつ」である。
とても嬉しく思った。

講話プレゼンデータ
http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/2370003...
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意味付け復唱法への招待6 授業力のレベルによって

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授業力のレベルによって、授業の原則は異なる。

例えば、「子どもの発言を復唱するな」という原則である。
その理由は、教師が復唱すると、子どもが聞かなくなるからという。
確かに、初任者の教師は、自分が理解するために、おうむ返しの復唱をしている。これは単なるリピートである。これによって、子ども達が聞かなくなる現象がある。

授業力が少し上がると復唱することが大切である。
特に意図的に復唱するのである。
その理由は、
1.子どもの発言を使って、数理を表現したいからである。
 よい授業、うまい授業は、子どもの発言をうまく利用している。決して、教師の言葉の説明ではない。生きた子どもの言葉を使っている。
それは、リポイスという英語で表されている。

2.子どもの発言を使うと、子どもの言葉で数理を作ることができる。子どもの頭の中で数理を再構成できる。「なぞる」といってもよい。これは、リハーサルという機能である。

3.カウンセリングマインド、傾聴、コーチングの観点では、子どもの発言をそのまま返すことが原則である。これによって、子どもの心も受容し、共感できる。だから、教師が言い換えると、受容しないということである。

4.教師は子どもの発言を復唱できないという事実がある。つまり、ずれるのである。

5.子どもの発言を復唱しないで、あえて別の言葉で置き換えると、結局、発言した友達の言葉は無視される。つまり、子どもは、友達の発言の後に、教師が何か要約してくれる。だから、教師の言葉だけに注目すればよいことを学ぶ。

6.反省的思考をうながすために、教師があえて復唱する。これは、ミラーリングと言われる。鏡としての復唱で、相手に気づかせるのである。また、これは、リフレクションともいう。

さらに授業力が上がるとどうするべきか。
教師が子どもの言葉を復唱できるようになると、次は、子ども達に友達の発言を復唱できるように求めるのである。つまり、「今、□□さんの発言はどのように言いましたか。」と復唱能力を高めるのである。
その次は、「□□さんの発言は、どういう意味ですか」と数理を再構成させるのである。思考の筋道を追わせるのである。
最後のレベルは、「□□さんの発言のよいところは何ですか」と数理のよさを明確にしていくことである。

理想の授業力を考えてみよう。このときは、教師は復唱せずとも、子どもたちが友達の発言を復唱して再構成しつつ、自分の考えと対比して話し合うのである。

このように、授業力の段階によって、授業の原則は異なる。
若い頃に指示された原則がベテラン教師の段階まで残っているのは悲しいすり込みである。守破離の原則をとらえた授業論でありたい。
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メールブック 悠愉 12月号

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授業力アップわくわくクラブからのお知らせです。

メールブック「悠愉」12月号は、現在、編集中です。12月1日、2日が土曜、日曜にあたりますので、4日の夜に配信できるようにしたいと思います。

また、特典のDVDは志水廣の示範授業と解説です。こちらは12月号の中旬に送付できると思います。

お楽しみに。
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「授業名人が語るICT活用」

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愛される学校づくり研究会がこのたび

『野口芳宏・有田和正・志水廣 授業名人が語るICT活用』

という本を出版した。

執筆者は、玉置崇、伊藤彰敏、浅野哲司、鈴木正則、中林則孝、大西貞憲である。
全142ページ
定価 1500円+税
発行所 株式会社プラネクサス
http://www2.schoolweb.ne.jp/swas/index.php?id=p...

この本は、今年2012年2月に東京の品川で開催されたICTのフォーラムの様子をまとめたものである。

この本を読み返すと、ICT活用のこつが見えてくる。実況中継の文章はとても面白い。
ぜひ読んでほしい。推薦します。

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小さな成功体験

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11/23 今日のひとこと

成功への第一歩は、小さな成功体験を得ることである。
どんなに小さな体験でも成功すれば自信がつく。
だから、小さな成功体験はとても大事である。

ところが、この小さな成功体験は甘い汁なので、この成功体験にしがみつくようになる。
すると、周りの状況が変化しているのにもかかわらず、小さな成功体験の前例にならってやろうとするから、転ぶことになる。

成功体験が逆にあだとなる。

ではどうすればよいか。
新しい事態に直面すれば、小さな成功体験を捨てることである。
そこで、新しいことに挑戦するのである。
そこで、大きな成功体験をすることである。
小から大への転換が不可欠である。

この大きな成功体験は実は、本当は、前よりもジャンプしやすいのである。
見かけが大きいだけである。
だから、次なるステップを歩むことを提案したい。
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人はなぜ

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11/22 今日のひとこと
人はなぜ、出会いを求めるのか。
それは、新しい自分を見つけることができるから。

そして、気のあった人とつきあうのか。
それは、その人の波動にひたりたいから。

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「はい」か「YES」の裏側

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11/20 今日のひとこと
返事は「はい」か「YES」であることを以前述べた。

これより上手(うわて)な人がいた。
断らない理由として、その人は「断るのが面倒」だからと言っていた。
すごいなあと思う。
できる人はちがう!

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○付け法への招待122 ノート指導と○付け

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福岡県金田小学校の3年生の授業でノート指導から笑顔が生まれたことの報告がありました。柳沢先生のレポートです。

「Xさんが自力解決の時にノートに何も書けなくて悩んでいることでした。Xさんに「どこで悩んでいるの」と聞くと、「繰り上がりがあって、どう計算すればよいかわからない。」ということでした。みんなにも悩みを聞くと、他の子ども達も同じところで悩んでいることがわかりました。
そこで上記の方法を全体指導で行うことにしました。この方法を全体指導でした後は、子ども達の中で見通しが立ったようで、スムーズに計算を行うことができるようになりました。自信をもつ子どもがだんだん増えていきました。特に普段は計算が苦手でやんちゃなYくんは○をたくさんもらったことで自信をもち、練習問題・プリントとどんどん解き進めました。
さらに、「先生、Zくんに教えます!」と、まだ苦手意識を持っている友達に計算の仕方を教え始めました。それをきっかけに、早く終わった子どもが苦手な子どもにアドバイスをするということが広がっていきました。「できる!」という喜びがクラス全体に広がっていきました。みんなで上昇気流にのっている感じさえうけました。最終的に、全員が練習問題を解き終わり、多い子どもで40問近くの問題を解くことができました。笑顔の花が満開になりました。子ども達のノートを見る事の大切さを実感しました。」


柳沢先生ありがとうございました。
子どもたちが助け合いにまで動くことができました。学び合いではなくて、教え合いです。本当に自信をもつと助け合うのです。上の写真は本時でたくさん問題が解けた証拠です。

さらに詳しいレポートは、授業力アップわくわくクラブのメールブック『悠愉』12月号で報告します。
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算数の研究授業の事前に

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静岡県伊豆市を訪問したさいに、前夜に仲間と教材研究の会を実施した。
そのとき福井孝子先生が持参した資料に用語・記号の本のコピーがあった。
聞けば、研究授業の際に、事前に授業者に見せるという。
研究主任としての資料の提供である。
教える内容についてこの本はコンパクトにまとまっているからである。
そういう配慮はとても大事だと思った。
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「心」と「知」の変容

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授業とは、教師と子どもとが教材を通して「知」と「心」が変容する過程である。

最近は、「知」の前に「心」があると考えている。
算数的活動は「知」を引き出すためにあるが実は、「心」の変容も引き出すのである。
だから、先に「心」を問うべきである。すると、子どもは思いを語る。
その思いが次への「知」的探究心をもたらす。

静岡県伊豆市立熊坂小学校を訪問した。
8本の授業診断のあと、講演会があり、「情意と認知の統合」を目指したいと述べた。
実は、示範授業にからめて話した。この示範授業については後日報告する。
講演会後、近藤優子先生がわざわざ授業診断室までこられて、この例が本日の授業でありましたという。
それは、2倍の拡大図を作図する場面であった。
拡大図をかくのに、ある中心となる点を四角形の外に出す高度な作図場面であった。
下の写真は、A君の変容結果の写真である。
この場面を200字にまとめてもらった。
紹介する。


「ジャンプアップの作図問題で、A君ならできると信じて負荷をかけた。
1回目、かけなかった。2回目、かけなかった。
その時、「くやしい、もう一度チャレンジしたい」と情意を示した。
再挑戦、どこまでわかっているのかを確認し、もう一つだけヒントを与えた。
かけた!
図と正答の赤い線がぴたりと重なった。
A君が大きなガッツポーズをした。
情意と認知がつながった瞬間に立ち会えた私も心の中で、ガッツポーズをした。」

このように、「くやしい」という心が知への探究を導きだしたのである。
近藤先生の素晴らしさは、個別指導に入ったとき、その子その子に応じた助言をしながら○付け法を実施している。
だから、1人1人の付加が異なる。
即時判断と即時対応能力がとびっきりよい。
子どもの実態を捕まえているから子どもとのやりとりも抜群である。

愛で育てるとは子どもに外化を促す授業だと志水は定義している。
その外化もそれぞれに応じてほしい。そこには、真剣に子どもの学びをとらえ対応する教師の姿がある。
これなら、生きる力はつくと心底思った。
もう少し詳しい報告は、授業力アップわくわくクラブのメールブックで紹介したい。
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教えることと学ぶこと

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11/17 今日のひとこと
教師は、教えることが得意。
では、学ぶことはどうかと言うと、それは人によって異なる。

授業が上達するためには、うまい授業から学ぶことが大切である。
これができる人とできない人がいる。
現職教育で研究授業がある。
うまい人が授業している。
教師の動きと子どもの動きをじっくり観察して見逃さないようにしっかりメモをとっている人がいる。
一方、批判的に見ている人がいる。あの人だからできるんだ。あの子ども達だからできるんだとか言って、批判的に見ている人がいる。
これはまだいい方で、ぼうっと見ている人がいる。まさにぼうー観者である。
この人たちを見ると、学ぶ力がないんだなあと思ってしまう。
授業というドラマを面白く見る見方、また自分にとってためになる見方を知らないんだなあと思ってしまう。

(私が研究会の講師ならば、後者の人たちにも気付きの場をどうやってあげたいなあと考えてしまう。)

つまり、授業から学ぶことはなかなか難しい。
授業者はどんなシナリオでどんな結末を迎えるのか。この後、どんな仕掛けがあるのか。
知の発見と心の発見の葛藤の中で、このドラマを読み解いていく。
この面白さが分かっていない。
本当は面白いんだよ。
韓国ドラマよりも面白い。

授業から「学ぶ」こと、これが「教える」ことの技量を磨く早道である。
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一つの記事が

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11/16 今日のひとこと
15日に、静岡県伊豆市の熊坂小学校に訪問指導した。
5年ほど前から伊豆市の小学校にはご縁があった。それが、今年は、伊豆市全体の学校教育のコンサルティングをしている。
今年は研究主任クラスに指導している。
熊坂小学校は昨年から数えて3度目の訪問である。
今回は、かなり進歩が見られた。
この報告は明日書く。

もともと伊豆には八岳(やつおか)小学校とご縁があった。
初めの校長先生は小長谷悟先生である。
小長谷先生は、ある雑誌で志水が授業診断していることを知って依頼してこられた。
たった一つの記事である。それは、全国PTAの雑誌か文部時報だったと思う。
そこには、和歌山県のある小学校での志水の指導が書かれてあった。

たった一つの記事で、これまでご縁が続いている。
まさか、伊豆市のコンサルティングまでするとは思わなかった。
小長谷先生の情報収集力とともに、義理の固さが今日続いている理由である。

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自分の立場と相手の立場

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11/15 今日のひとこと
研究授業のときの同僚の教員へのアドバイス。
まずは、事前に相談にのり、成功させること。
相談にものらないで、結果論ばかり言っても、あとの祭り。

その際に、自分ならこうするという意見をいうのは、普通レベル。
意見のない人は、普通以下。

では、普通より高い人は、どうするか。
授業者の特性を考えて、こうすればよいのではないかと意見を言うレベル。
若手教員ならば不安でしょうがない。この不安を解消させる一手を考えてあげる。
ベテラン教員ならば、教材の面白さや少し高いテクニックを織り交ぜたアイデアをあげる。

自分ならこうするというのはなぜ、普通レベルかというと、それは自分のことであって相手の立場を考えていないからである。
授業診断では必ずその人が成功するためのアドバイスを考えて話している。
学校診断も同様である。その学校の特性をふまえて、考えて提案している。

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ps 上の写真は福岡県今任小学校の先生、とてもわかりやすい授業であった。下の写真は、授業後の授業診断の様子。

マクロとミクロ

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11/14 今日のひとこと

マクロの変化とミクロの変化。

ミクロの変化はあっても、大きなマクロの変化が正しい方向ならば、良しとしよう。


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福岡県大任小学校訪問

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福岡県田川郡大任小学校の冨塚由紀先生の授業から。
4年生の垂直・平行の作図の場面である。

冨塚先生の特長は、徹底した教材研究にある。非常にきめ細かい。したがって、子どもにとって分かりやすい授業を展開されている。机間指導の説明力はもちろんのことであるが、子どもに考えさせる、また行動させることについては妥協はない。だから、子どももよくついてくる。

作図の手順をしっかり押さえられていた。そして、作図させて、○付け法を実施していた。かなりの精度の作図を求め、「プロになろう」という声かけで子ども達は頑張っていた。
一番下の写真は、作図の○付け法をするとき、すぐに確かめるためにラミネートコートを用意して、重ね合わせていた。
これは、机間指導にとっても子どもにとっても垂直な図になっているかどうかすぐに分かった。しかも、ラミネートコートをはずせば、再度挑戦させることができる。
クリアファイルの片面を使ってもできる。
とてもよいアイデアである。
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福岡県田川郡今任小学校訪問

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田川郡大任町を訪問指導した。午前は今任小学校、午後は大任小学校であった。全員の授業を参観した。四年前ぐらい前から大任町とはかかわりがあるが、授業の内容はかなりの進歩である。45分間でやりきることがほとんどの学級できている。
その理由は、前向きな職員集団だということである。多くの先生は、志水塾九州大会やわくわくクラブの研修会をしても参加されている。
講演していても先生方の一体感を感じる。

さて、写真は今任小学校の1年生の辻穂澄先生の授業である。
導入から、1年生の子どもをやる気にさせている。色板1まい、2枚、4まいと並べて基本の形をつくり、その後、船や風車に挑戦させていた。
温かいまなざしの中に、できてほしいという願いがある。
こういう空気の場で育つ子どもは幸せだなあと思った。

下の写真は、ワークシートである。ここにも作りやすい配慮があった。

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○付け法への招待121 部分肯定の○

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福岡県金田小学校での宮本真由美先生の授業から。

上の写真は、三角形の面積を求めさせたときのことである。
写真の子は、三角形を二つに分割して求めた。左側の面積を求めた。
机間指導で、この子のノートを見て、図の左側と式に○をつけた。この事実を机間指導で覚えていて、教師は取り上げて、授業の中に生かした。
この考えを確認した後、残りの面積を求めるという展開となった。
とても愛のある行為であった。
その子はとても嬉しそうだった。

1人1人を生かすと口では言うが、一体どういうことをさすのか。
○付け法は、1人1人を生かす教師の行為の現れである。
○付け法からスタートしよう。
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福岡県田川郡金田小学校訪問 悩みは何?

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金田小学校を訪問した。7学級を参観した。
落ち着いた授業が展開されていた。

その中で、柳沢先生の授業は見所があった。
かけ算の筆算の授業であった。
24×3を筆算でやらせたところ、困っている子どもが多くいた。
これを先生は見逃さず、質問してみた。
「悩んでいるのはどこですか?」
すると、「繰り上がりのある数字をどこに書いたらいいか分からない」と子どもは答えた。ここから子どもたちの悩みを共感して、授業を進められた。
子どもに寄り添った授業とはまさにこのことをいう。
その後も子どもたちははりきって、繰り上がりのある筆算をがんばり抜いた。
子どもの鉛筆の手が止まっているときは、
「困っているところはどこですか」「悩んでいるところはどこですか」
と「心」を受けとめる質問をしてほしい。
すると、授業は打開できることが多い。
困っているところは、実は宝物へと変換する一歩手前の財産である。

一番下の写真は、授業診断の様子である。
このときの柳沢先生の話もドラマであった。これは後日報告したい。

成功に学ぶ

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11/7 今日のひとこと
成功に学ぶことは多い。
失敗に学ぶことは少ない。

この原則はとても大事である。

たとえば、ジァイアンツが優勝した。だから、なぜ、優勝したかを学ぶべきである。
最下位のチームにどこのチームが学ぶものか。

優勝したら優勝したわけがあるはずである。
運が良かったからというかもしれないが、本当はわけがあるはずである。
このわけを尋ねることである。

全国学力テストでいえば、秋田県や福井県に学ぼうとする。
これが常識である。

研究授業でいえば、まずは成功したならば成功に学ぶべきである。
「とてもすばらしい授業でした」と感想だけに終わっていたら、学ぶことはできない。
学んで、真似てみるのである。
同じ教材で同じ展開で流してみるとよい。すると、いかに真似ができないかが分かる。

話を戻す。
実は、失敗から学ぶことはある。失敗の原因の究明は必要である。
けれども、その原因の対策となると、この答えはなかなか見つからない。
だったら、成功に学んだ方が成功に近づくこつである。


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