最新更新日:2010/06/11 | |
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持久走大会(高学年)1
高学年にとっては思い出の持久走大会となりました。
研修会を終えて・6私は、今まで、これまで学んできた社会科教育や国語教育や人権教育等の教育と、ICT教育とは、どこか一線を画すような気がしていました。 しかし、10月に堀田先生に教えていただいたり、今回のシンポジウムの中で堀田先生、玉置先生、中村先生のお話を聞かせていただいたりしながら、ICT教育は、さまざまな教育活動において、まるで空気のような、自然にあって自由に使えるツールのようなものなんだいうことを改めて実感しました。 シンポジウムでの講師の先生方のお話は、非常に明快で、ICT教育とは何かというこれまで抱いていた私の疑問を解き明かすものでした。 また、シンポジウムの中で、中村先生が、私に、パソコンを使うことと使わないことの是非について問われた時、「今回の発表でパソコンを使わない私の方法はベストではなかったのだろうか。」という思いが頭を過ぎりながらも両者の良さを伝えた私の発言に対して、中村先生が、パソコンを使わないアナログによる教育活動の大切さを強調されました。このことは、私にとっては、まさに「目から鱗」でした。と同時に、私の心の中にあったパソコンを使わないことへの引け目のような思いもいくらか払拭したような気がしました。 さらに、研究発表会の後の反省会の時に、玉置先生が、東京大学の佐藤学先生が提唱してみえる「学びの共同体」の話を出されたことも、私にとっては大きな驚きでした。なぜかというと、佐藤先生はかつての教授学研究会や「国語教育を学ぶ会」でお話を聞かせていただいたことのある先生で、アナログでの教育実践を指導されている全国的に有名な先生だったからです。ますます私は、ICT教育が何かとても身近な教育だと思えてきました。(これは余談ですが、ICT教育で活躍してみえるM先生はかつて国語教育の研究大会に一緒に参加した懐かしい先生だったことも、私にとってICT教育と他の教育とのつながりを強く感じさせる要因の一つでした。) 今回の研究会について、多くの参観者の方々から、励ましのお言葉をいただけて、私も一職員としてたいへん光栄で嬉しく思いました。ただ、私がパワーアップタイムや模擬授業をさせていただくことができたのは、この太郎生小学校の先生方の常に前向きに研修しようとする姿勢に勇気づけられたことと、校内研修会が常に「情報発信型」の研修の場であったからだと思います。 校内研修会はまさに私がこれまでに経験したことのない斬新な内容でした。ですから、私は「校内研修会で、どんなことを研修するのだろうか。」といつもドキドキワクワクした気持ちで臨みました。もちろん、実物投影機やフラッシュカードの活用方法を学ぶ研修会はたいへん楽しかったのですが、圧巻はやはり「この本を読んで感想文を書いてください」と「自分の好きな(脳科学に関する)本を読んで、要旨をまとめなさい。」でした。いつも子どもたちに「さあ、作文を書きましょう」と言って書かせている私たちが、「自ら書く」というのは少し苦しいけれども楽しく、自分の力になると実感できる研修でした。そして、改めて書くことの難しさと大切さとをひしひしと感じることのできる研修でもありました。 さて、私はやっと実物投影機等のICT機器が少し使えるというスタートラインにたったばかりです。今後の課題は、まだまだ山積していますが、まず、3人の先生方から教えていただいた、「学習の苦手な子どもたちにとってもよりわかりやすいICT機器を使った授業の創造」と「ICT教育の中に子ども同士の学びを入れる教育の創造」を目指して教育実践を積みたいと思います。反省会の中で話された「先生は、教えることのプロだが、子どもは、授業を受けるプロなんだ。」という言葉も肝に銘じながら・・・。 最後に、研究発表会でのパワーアップタイムの時に、俳句を発表することに少し自信がない子のそばで、思わず口ずさんだ子どもの姿も私に大きな感動を与えてくれました。 今回の研究発表会は私自身のこれまでの研修のあり方に一石を投じるような、私にとっては、記念すべき研究発表会でした。 研修会を終えて・5私にとっても10分間のパワーアップタイムという形の学習形態が、これほど充実できたということは初めての経験でした。取り組む前は、基礎基本をどう育てていけばいいか、当たり前のことをテンポ良くすることでどれだけ子どもたちの力が表現されていくのか、半信半疑の部分もありましたが、手応えをはっきり感じることができました。そして、楽しく取り組めたこともとてもいい経験でした。 今回の研修を通して「アナログとICTの関係」「ICTの活用は授業のための手段である」ことに気付くことができたことは大きな収穫でした。 今までPCを利用することは苦手ではなかったのですが、活用する技術そのものが目的になっていたような気がします。今回の研修がなければ、フラッシュ型教材を作ることだけに力を入れるだけに終わっていたかもしれません。 アナログ的な要素をいっぱい加えつつ、ICT機器を利用することで、あくまでそれが手段であり、重要なことは発問や授業をどう組み立てるに行き着くことが実感できました。 実物投影機の使い方をとってみても、先生たちからいろいろなアイデアが出され、楽しく自由に利用していることが刺激になりました。そして何より子どもたちが大きな声を出して、授業に集中する姿を毎日見て、自分たちの実践が充実していたことを感じました。 持久走大会(中学年)・3
復路です。きつくなっているところです。
持久走大会(中学年)・2
中学年は丸八さん前を曲がって、JA折り返しです。
持久走大会(中学年)・1
3・4年生が走ります。
増刷せっかくの「増刷」です。内容も増やしています。発表会の後、発行した学校便り「たろうっこ」と「研究発表会を終えて(職員が語る)」を加えた12ページ。 研修会を終えて・4話に入れないのはどうも悔しいものです。そこで、そっと理科の時間に使ってみました。どんなものか。 それが実に便利なのです。子どもたちの「へちまの観察カード」を映した発表の授業や実物の根を映した授業では、子どもたちはじっと前を向きそれをもとに意見を出し合いました。小さなカードを黒板に張ったり手で持って発表していたりしていた授業とは比べ物にならない集中した時間になりました。 おもしろい! 使うのも面白いけれども、子どもたちがマグネットスクリーンに向き合いながら、意見を出し合う授業。「これか!」 それからは、国語の学習では漢字の答え合わせを実物投影機で行うと「あれ!そんな筆順で書いていたの?」「鉛筆の持ち方そうなの?」と今まで見過ごしていたことを発見したり、ハネやハライなどをしっかり書くようになったりしました。 たった、週4時間の授業ですが、今では「授業の前には必ずスイッチを入れる」ようになりました。 しかし、まだ私は「面白い」域に達してはいません。モジュール学習(パワーアップタイム)を極める(慣れてもいませんが)ことが必要です。音読、速読、百人一首、フラッシュカードを使った計算、C型の引き算等々。 ただ、基本は教師の授業力です。「子どもたちに分かる授業づくり」。そんな研修を続けていきたいと思っています。 発表会に来ていただいた先生から「いい研究しているな。」という言葉をいただきました。先生や子どもたちの前向きな姿勢・笑顔から感じていただいたのだろうと思います。楽しく、面白い研修の場づくりもしていくつもりでいます。 持久走大会(低学年)
開始時刻を1時間遅らせました。そのため、応援していただく保護者の皆さんにはご迷惑をかけてしまいました。
持久走大会・1
11月25日、持久走大会を行いました。天気予報では上がるはずだった雨が止まず、小雨の中での大会となりました。
にもかかわらず、たくさんの皆さんが沿道から応援していただきました。たいへんありがとうございます。 研究発表会を終えて(職員の感想)・3正直、研究発表会当日は緊張の嵐で、足が震えていました。子どもの前で話すのは慣れていますが、80人以上もの大人の前で話す機会というのは、人生で初めての体験ですし、自分の悪い癖である上がり症や早口が出ないか心配でたまりませんでした。しかし、終えてみると、何ともいえない満足感と「やりきった。」という充実感でいっぱいです。 研究発表会では、子どもの日常の姿を存分にご覧いただけたと思います。本当にすばらしい子どもたちで、毎日の授業の中でも、私の方が助けられることが多いです。 パワーアップタイムでも、いつもと変わらぬ子どもたちの堂々とした大きな声での発表を見て、私もがんばろうと思えましたし、落ち着いて臨めたように思います。古典の暗唱などは、4年生には難しい部分もあるとは思いますが、子どもたちは、スポンジの様にどんどん吸収してくれます。早い子なら、1日で課題の文章を暗記してしまうこともあります。本当に子どもたちの可能性には毎日驚かされてばかりです。 また、模擬授業では、事前の校内研修で何度もやり直しをしました。実物投影機の効果的な見せ方や、言葉を削って無駄のない説明をすることなど、いろいろと苦労しましたが、自分にとってはプラスになったと確信しています。 たった3分間の提案ですが、それに臨むための努力は、授業作りにつながるものがあると感じました。何度も試行錯誤を重ね、他の先生からも改善点をアドバイスしていただき、当日は、自分としてはまずまず満足のいく提案ができたと思っています(まだまだ無駄な言葉は多いかも・・・)。至らない点もあったかとは思いますが、自分の提案を見て、参加者の方が少しでもICTを使ってみよう!実物投影機っていいな!と思っていただけるならうれしいです。 私自身も1年前までは全くICTを知らない状態でした。1台目の実物投影機が学校に入った時、初めて校長室で模擬授業をしたときの衝撃は忘れられません。「めちゃめちゃ教科書が見やすくなる。」「算数が格段に教えやすくなるだろうな。」最初はこんな感じのスタートでしたが、今では、理科・漢字・国語の教科書・テストの答え合わせなど、いろいろなものに応用しています。「ICTって難しそう」と思っている方がいたら、まず使って見てください。使えばその内にいろいろ応用できるようになります。「ICTって簡単です。」というのが、太郎生小からの提案で皆様に送るメッセージです。 この半年の研修を通じて、自分自身が成長できたと確信しています。それくらい実になる研修会だったと思います。何よりも職員一丸となったチームワークの良さがすばらしいと感じています(本当に温かい職場です)。 そして、何よりも実践的です。すぐにでも明日からの授業で使える、また使いたいと思える事ばかりです。それはひとえに研修担当の先生のお陰だと思っています。私が「こんな事を研修会の場(模擬授業)で提案してもいいのかなあ」と悩んでいたときも、「いいやん、とりあえずやってみ! それから考えたらいいやん!」と温かい励ましをいただいたことは忘れられません。 まだ半年残っています。研究発表会がゴールとは思っていません。校長先生がシンポジウムの中で言われた「味噌汁とご飯の授業」をしっかりと行っていく!をこれからの私の目標として、3月までの残りの時間を過ごしていきたいと思います。 アンケート集約・2(追加あり)・キレのよい授業を見せていただいて、明日からの授業への活力となりました。 ・中身の濃い研究会でした。 ・モジュール学習はとてもすばらしかったです。 ・「ご飯と味噌汁」の研修会で、明日からの実践につながるよい研修会でした。 ・子どもたちがひかっている顔、輝いている姿がよかったです。 ・実物投影機を使った授業は視覚に訴えるという部分は子どもの表実をひくという部分で、たいへん勉強になりました。 ・すべての授業公開ではなく、パワーアップ学習のみの公開でシンプルで明快でした。 ・手作りのあったかい研究発表会でとてもよかったです。 ・先生方が一丸となっての手作り感がとてもよかった。 ・子どもたちの姿が前面に出ていた、心地よい研究発表会でした。先生方も元気で明るく、素敵な学舎っだなあという感慨に浸っております。拝見しているHP通りの学校でした。 ・楽しかったです。とってもトクしました!! その興奮を帰って来て同僚に知らせまくっています。 「パワーアップ学習について」 ・子どもたちの元気な姿、すばらしかったです。また、子どもから自然にあいさつがでていて感心しました。 ・さまざまな教科を短い時間で集中させて取り組む子どもたちの様子、すばらしかったです。 ・とてもスピーディでテンポよく進められていたことが勉強になりました。 ・子どもたちの力(計算、発表……)。成長を見せてもらいました。 ・自分の学校でもパワーアップ学習が必要だなと感じた。 ・参考にさせていただきます。リズムと工夫を感じました。 ・モジュール学習の実際がよく分かりました。 ・朝学の時間に活用させていただきたいと思います。 ・フラッシュ型教材や実物投影機を使いたいと思います。 ・各クラスで子どもたちがのびのびと発表している様子が、すがすがしく感じられました。 ・教科書に書いてあることを理解するためのものという視点がびっくりしました。 ・テンポの良さ、集中力など、本当にびっくりしました。 ・中味の濃い10分間の授業でした。子どもの表情も活き活きとしています。 ・10分間の活用が自ずと45分授業にも反映され、メリハリのある授業が展開されて いるものと想像しました。 ・スピード感ある、こい中身にびっくり。同じことを1週間くらい繰り返すことが効果的なのですね。10分でこんなにできるとは! 素晴らしかったです。 アンケート集約・3(追加あり)・具体的に授業のやり方などが分かり、とてもよかったです。 ・先生方の一生懸命さが十分に感じられた。 ・分かりやすくよかったです。 ・これからICT活用を始める学校のヒントになった。 ・熱意を感じました。 ・具体的でよくわかった。 ・模擬授業についても、これから実践していけるような内容で、大変良かったです。 ・よく分かりました。 ・研究発表までの取り組みは、「大変だっただろうなあ」と言うより、「楽しんで みえるなあ」と感じました。校長先生の評価は辛かったけど……。 ・いろんな例を見せてもらってとてもよく分かりました。全員提案は説得力がありますね。 「シンポジウムについて」のご意見から ・思い切って使い始めたら便利になると思いました。 ・玉置先生のコーディネート、堀田先生のお話、中村先生のお話、そして中林先生の思いを感じました。 ・モジュール学習を見て、自分にできるかなと心配でしたが、シンポジウムで「できるところからやればいい」という話を聞いて安心した。でも、ICTを活用したいという気持ちを強く持った。 ・いろんな角度からの意見は楽しかったです。 ・よかった。 ・お話に説得力があり、まとめが納得。 ・ICT活用について再確認ができてよかったです。 ・大変有意義でした。 ・アナログの形式を使いながら、実物投影機があればと思っています。先進的な取り組み、実践紹介、ありがとうございました。実物投影機、値段はいくらくらいでしょうか。 (※某社の場合、定価が8万円強。たぶん値引きで7万円台かな?) ・豪華キャストのシンポでした。ちょっとは構えましたが、具体的な取り組みを題材にした討論だったので、形式に流れずよく学べました。やっぱり、みなさんの切れ味は相変わらず鋭いですね。うたい文句どおりの収穫でした。 ・分かりやすい。話されたことがすぐに文字でまとめられて出てくる「視覚支援」ですね。超一流のパネリストの方々にぞくぞくしました。 アンケート集約・4・ICT活用について、疑問に感じてきたことやアナログでなければできないことの再確認など、自分の頭の中でもやもやしていたことがクリアになった気分です。パワーアップタイムについても学ぶべきものは先生方のスピーディなリードや事前の準備、教室の掲示など多々ありました。自分の学校に戻ったら日々の授業の中で生かせることから実践につかわせていただきたいと思います。「ソンはさせません」という言葉にひかれておじゃまして本当によかったです。 ※「ソンはさせません」とは校長会で私が述べた不遜な言い方でした。不遜ではありましたが、従来の発表会のスタイルとは違ったもので、きっと参加者には賛否両論があっても、研究会の意味はあるだろうと考えてのことでした。お一人でも、その言葉で参加していただき、「本当に良かった」と思っていただき、うれしいです。 ・とてもすてきでした。 ※短い言葉ですが、温かい気持ちをいただきました。ありがとう。 ・先生方がとても楽しく研修されている様子がうかがえ、とてもうらやましく思いました。ICT活用はわかりやすい授業へつながるものだと思いますが、なかなか各クラスに1台の実物投影機は望めないものです。授業(パワーアップ学習)にはもちろん圧倒されましたが、それ以上に子どもたちの素晴らしい合唱に胸が熱くなり、感銘を受けました。子どもたちの生き生きとした姿に太郎生の素晴らしい研修の成果が表れていると思います。 ※本来、研究会をするのはたいへんなはずです。でも、それを「楽しく研修」とか「うらやましく思う」という感想をお持ちです。実はその通りです。職員も、新しい提案による研究会を楽しんでいました(と、わたしは思っています)。人間は楽しいと思うことにはエネルギーも、アイデアも出るものです。楽しく私たちが研修ができるのは、ルールを守れる子どもたちや学校を応援していただく保護者のおかげです。保護者が学校を応援していただくと、職員はさらに今回の研究会のように「余分な」こともしようという気持ちになります。そして、間違いなく、それが子どもたちのプラスになります。このサイトを見ていただいている太郎生小学校以外の保護者の皆さん、自分のお子さんの学校を応援することが、子どものためになるのですよ。よろしくお願いします。 ・今日はパワーアップ学習に始まってすべて本当に勉強になりました。できることから始めます。太郎生小がなくなってしまうこと、本当に残念です。 ※太郎生小という名前こそなくなりますが、太郎生小で学んだことはそのまま美杉小へ引き継がれます。そのためにこそ、太郎生小での今の教育に全力で取り組んでいます。 ・先生方が一つの目指すべきことに向かって取り組まれる姿、子どもたちの歌声に感動しました。 ・パネリストのお話はよく分かりました。今日のモジュール学習も入れて、短時間で作られたのかなあ、すごいなあと思いました。 ・元気の出る研究発表会を行っていただきありがとうございました。パワーアップタイムからパネル終了まで「息つくひまもなく」時が過ぎていきました。この発表会が最後ではないのでしょうが、今までの先生方の努力が結実した日であったように感じました。 本校も朝学の時間をパワーアップタイムにシフトしようと一緒に参加した先生と作戦を立て始めています。 ※「息つくひまもなく」と言う言葉に反応してしまいました。発表会の直前、職員室では「5分たりともたいくつさせない研究会にしよう」と私は考え、言葉にも出していました。参加していただいた方が、そのように受け止めていただき、うれしいです。それから、お二人も参加されると、共通の話題になっていいですね。でも、2人の参加は大変だったはずです。授業開始までに太郎生小に来ていただくのは本当にたいへんだったと思います。途中で弁当を買って車の中で食べてこられた先生がたいはんではなかったでしょうか。そんな思いをしてでも参加していただく皆さんのために、「5分たりとも退屈させない内容」を考えました。 ・途中、2回も道に迷い遅刻してしまいましたが、モジュール学習や教室を見せていただいて一安心しました。学校中に子ども第一の教育がちりばめられていましたし、合唱を聴かせていただいて子どもたちの一生懸命さと、その裏にある先生方の真剣さが感じ取れました。まさしく、へき地教育はこうあるべきだという一つの提案をいただいた感じです。 学校評議員さんの発言に本音がチラリと出ていましたが、私も思わずうなづいてしまいました。帰り道、先生方が雨にぬれながら道案内をしてくれていました。素敵な先生方ですね。 ※「帰り道、先生が雨に濡れながらの道案内」のことは初めて知りました。だれも、そんなことと私に言いません。学校で、職員にお礼の言葉をかけたいと思います。ありがとうございました。貴重な情報です。 ・パワーアップタイムは自分のクラスでもさっそく取り組もうと思います。10分間がとてもこい素晴らしい内容でした。ふだんの研修会がとても充実した中身のあるものなんだろうなとうらやましく思いました。子どもたちの歌声もすばらしく涙がぽろぽろでるほど感動しました。長谷先生のピアノもすばらしくびっくりしました。先生の真剣な指導にまっすぐな心でしっかりとついてくる子どもたち。とてもいい表情でした。それを見ている先生方の優しいまなざしにも感動でした。シンポジウムも良かったです。素敵な研究会にお誘いいただき、ありがとうございました。HPもいつも楽しみにさせていただいています。 ※パワーアップタイムに取り組むとのこと、太郎生小が短期間に導入できたのは子どもたちや親、職員、すべての条件がそろっていたからです。無理をしないで取り組んでくださいね。 研究発表会を終えて(職員の感想)・2「先生方が楽しんでみえました」というアンケートの中のお言葉通り、私は楽しかったです。パワーアップ学習の公開に関しては何よりも子どもたちのはつらつとした様子を見ていただけることがうれしかったですし、子どもたちの合唱もあの素直な歌声を多くの方々に聞いていただけることもうれしかったです。 そして模擬授業。模擬授業に関しては、誰に何をどう伝えるか、伝えたいことは何か、必要な言葉は何で不必要な言葉は何か、それぞれの先生が何度も練習しながら工夫されていました。でもこの模擬授業が自分は一番大変でした。なんせ「見てみて!」「聞いて聞いて!」と言いたいのです。 私の担当は社会の教科書を使った模擬授業です。実物投影機の利点(「こんなことができます」「こんなに便利です」「ほら、こんな小さなものがこんなに大きく!」……)を来てくださった方に聞いてほしいと思いました。 けれど校長先生は「そんなことは製品のカタログに書いてある。それを使って何をどう教えるかが大事」と言われます。「しゃべりだすと止まらない」自分と「言葉が多すぎ。説明はいらない」と言われる校長先生。迷えば迷うほどなかなか教材も決まりません。実は前日までダメだしを受けていました。本番でもついついしゃべりすぎました。後の祭りです。次回に(いつかはわかりませんが)この反省は活かしたいと思います。 パネルディスカッションは、「わかりやすい」「無駄な言葉がない」「ユーモアの中に研ぎ澄まされた言葉がある」パネルディスカッションだったと思います。特に「実物投影機の下に何を置くか」それを使ってどんな授業をするかが問われる、結局は「授業力」が大切という言葉が心に残りました。 研究発表会のあと、短時間ですがちょっと堅い反省会を持ちました。そのときの玉置先生の「先生は授業をするプロ。そしてこどもは授業を受けるプロ」という言葉と、中村先生と同行された中学の国語の先生の言葉が印象的でした。「実物投影機が入った当初は子どもがそれだけで授業に集中した。けれど今では子どもは実物投影機に慣れてしまって、それが当然のことになった。それから先の『わかる授業』かどうかを子どもたちはちゃんと見ている。たとえ実物投影機があってもつまらない授業なら集中しない」というような言葉でした。 太郎生小学校に実物投影機が入ってちょうど1年になります。太郎生小学校もこの段階にすでに入っていると思います。実物投影機をまるでチョークや黒板のように道具として使い子どもが集中して、子どもが「おもしろい!」「わかった!」と思える授業をしていくことがこれからさらに大切になると思いました。 研修を進める中でたくさんの出会いに恵まれました。どの出会いも得るものがたくさんたくさんある出会いでした。その出会いを力に変えてこれからもがんばりたいと思っています。 そしてもう一つ「こんなに研修がスムーズにいくことなど、あまりないことだよ」と何人かの先生に言われました。パワーアップ学習の内容でも「こんなことをやってみよう」「明日はこれをやってみよう」と思って試してみると子どもたちは素直にやってくれます。素直で何にでも一生懸命取り組む子どもたちの存在が何よりもありがたいです。そして応援してくださる保護者の方々の存在がありがたいです。本当にありがとうございます。 (付録) ここだけの話ですが、研究発表会の当日、1時過ぎ。教室に入ると、まだ給食を食べている子、明日の予定を書いている子、友達としゃべっている子などごく普通のクラスの様子の中にふと気づくと見慣れない男性が一人。その日のパネラーのお1人の中村先生がカメラ片手ににこにこしておられました。空気のように教室に溶け込んでおられました。びっくりしたm……。 研究発表会を終えて(職員の感想)自分の反省は、さておき……HPや「たろうっこ」で目にするアンケートや来て下さった方の反応に励まされています。 「収穫でした」のお言葉どおり、私にとっても本当に「実り多い秋」でした。 私が、ICTを使ってみたいと思うようになったのはこの5月のある研修会で亀山のK先生が紹介して下さった実践例を聞かせてもらってからでした。「ICT大好き」というような男性の発表ではなく、一見苦手そうな(K先生、ごめんなさい)女性の先生の発表を聞いて「私でもできるかも……」と思いました。 この発表会でも、そんなふうに思ってもらえる方が一人でもいて下さればいいなあと思っていました。アンケートをみて、嬉しい気持ちでいっぱいです。 シンポジウムでは、学び直しをさせていただきました。私たちがやっていることのちゃんとした意味づけをしていただいたようにも思います。 何だかここ最近は、見せることを意識してしまって大事なことを忘れていました。漢字の宿題を忘れがちな子どもは、漢字テストをしてもやっぱりいい点は取れず、パワーアップタイムで漢字のフラッシュをするようになると、ゲーム感覚で読みを覚えられるようになりました。朝が弱くいつも眠そうな顔をしていたのに、朝から目が輝くようにもなりました。「習得が不十分なこどものための……」というところでしょうか。 3年生の国語で、「反対語」を習う前にフラッシュにしてみました。あっという間に理解し、定着し教科書で習う頃には、スムーズに進むことができました。「教科書に書いてあることを理解させるためのもの」「教科書の手前のことをきちんと……」というところだと思います。 正直、校長先生が「研究発表会をしたい」と言われたときには、「えっ!」と思いましたし、いやな予感も頭をよぎりました。長い会議。指導案。見せるための過剰な掲示物やら準備。殺伐としてくる人間関係。でもそんな物の一切ない「本物の研究発表会」という校長先生の言葉を信じるしかありませんでした。 実際、発表をすごく意識し始めたのは、一週間前ぐらいだったように思うのは、私だけでしょうか? アンケートにも、「大変だったというより、楽しんで見えるように感じた」とありましたが、指導案ではなく子どもの生の姿をいつも意識し、手応えも感じながらの研修会は、無理がなく本当に楽しいものでした。校長先生は、常にアンテナを高くし、いろんな情報を下さり、勉強にも行かせて下さいました。研修担当の先生は、夏休みの研修として私たちに「読書感想文」を宿題に出したり、実践的ですぐ役に立つような研修を考えて下さり、自らリードしながら私たちを鍛えて下さいました。 出張で学んできたことの還流の場も必ず持ってくれました。太郎生小のキーワード「鍛える」は、職員にも当てはまっていたのです。でも、その根っこのところには、温かい空気が流れているのでみんなついていけたのだと思います。このような機会を与えて下さった、この職場に心から感謝しています。 幸せな気分に浸ってばかりはいられません。課題もいただきました。発表会後の研修会でも、引き続きやっていこうという意思統一もされました。この前向きなところが大好きです。居心地がいいです。 発表会がゴールではなく、中間地点だと感じるのは「どっと疲れが出た」という感じがないからでしょうか? 私だけだったら、職場の皆さんごめんなさい(^_^;) 「あいさつがよくできる」「子どもたちの顔が光っている」等々たくさんお褒めの言葉を頂いたとおり、本当にすばらしい子どもたちに負けないよう(助けられながら?)、残された時間を大切に過ごしていきたいと思います。 一枚の布現在、実物投影機とプロジェクターが各教室に配備されるという大変幸せな状況ですが、それをどのように置いておくかということが問題になってきました。そこで、使わない時は、このようなカバーをかけておく方法をとっています。一枚の布ですが、重宝しています。ただの布ではありません。ちゃんと実物投影機とプロジェクターを並べた状態で「高さ」と「幅」の寸法を測って作ってあります。 制作者はこの学校の元の校長先生です。「何かカバーのようなものを作っていただけませんか?」とお願いしたところ快く引き受けて下さり、車で1時間かけて採寸に来て下さいました。布も、軽くて、ある程度丈夫で、ホコリのつきにくいものを選んで作って下さいました。また、寸法だけでなく、「片手でさっと取り外せるように」ということも考えて作ってあります。一枚の布のようですが工夫がいっぱいつまっています。これが各教室にあります。 この便利なカバーを作ってくださった方は、在任中、いつも、どの子どもにもあたたかいまなざしで接しておられる校長先生でした。たくさんのことを教えて下さった先生でもあります。今もかわらず、太郎生小学校を応援し続けて下っています。 ありがとうございます。 研究会のアンケート集約・1(追加)この設問に対しては、4が17人、3が2人、他はなし。4を100%の満足度、3を75%の満足度として計算すると、97%の満足度となります。 「パワーアップ学習について」は同じ計算で、97%の満足度。 「全体会の学校からの模擬授業について」は95%の満足度。 「シンポジウムについて」は99%の満足度。 アンケートに答えてくださったのは19人です。無記名ですから、正直な気持ちではないかと思われます。この数字を見る限り、極めて満足度の高い研究発表会だったということになります。 アクセス、ありがとうございます
たくさんの方がアクセスをしていただいています。ありがとうございます。
太郎生小学校の研究発表会に関心を持っていただいている皆さん。皆さんのアクセスが私たちの元気につながります。 さて、「お礼」になるかどうか分かりませんが、研究紀要を増刷することにしたので、希望の方にはお送りしようと思います。後日、このサイトで案内させていただきます。 ※写真は研究会終了後、お二人のパネリストと職員が「固い反省会」をしているところ。 玉置先生のブログ保護者の皆さん、玉置先生もまた全国的に知られている方なのです。文部科学省の仕事もされているし、国際会議で日本を代表して発表されたこともあります。 そんな方が太郎生小にきていただき、このように書いていただきました。玉置先生ご本人も楽しんでいらっしゃる様子がうかがえますよね。 実際、楽しかったです。固い研究会ですが、そもそも「大胆な構成」でしたし、「掟破り」の方もいらしゃいました。感動も、笑いも、学びもあったというと、さすがにうそっぽくなりますね。 ある方からこんなメールが届きました。「玉置先生のコーディネートは見事でした。 堀田先生や中村先生,中林校長先生へお話を振るタイミングが絶妙でした。聞いていてとても安心感がありました」と。私のスタッフ選考は正解だったということが裏付けられました。 http://www.enpitu.ne.jp/usr9/bin/day?id=98434&p... 太郎生小学校には玉置先生のファンの職員がいるのです。玉置先生の愛車をしっかりとながめておりました(^^)/ |
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