最新更新日:2024/11/11 | |
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一宮市立赤見小学校訪問
9月12日、愛知県教育委員会の授業名人活用事業のひとつとして、一宮市立赤見小学校で授業シミュレーションを実施しました。第6学年の比例の単元の導入をされました。授業者は、勤めて4年目の方でした。とても落ちついて授業を進められました。
市内の教務主任・校務主任の方の参加も多く、授業シミュレーションとは何かを知るための体験の場でもありました。 今回の私のねらいは、いかにして授業における確認の行為を知ってもらうかです。 授業者に気づいてもらうために、指導しました。 また、シミュレーションを行うときの協働の場づくりについてノウハウを目の前で知らせました。 今回指摘したことを修正して1ケ月後の本番が楽しみです。 問題解決の連続
9/12
何かを始めると、はじめは順調に行く。ところがしばらくたつと、新しい問題が発生する。そして、この問題が解決できると、またまた新しい問題が発生する。人生は問題解決の連続である。どうせそういうことならば、楽しんでやるしかないな。 間(ま)をとること子どもの発言がでたら、少し「間」をとってみよう。 すると、一瞬の真空状態になる。 この真空状態を教師が耐えられないと、教師が一方的にしゃべりだすことになる。 教師がこの「間」をとると、今度は子どもが耐えられなくなり、子どもから次の関連発言がでることになる。 この前提条件は、教師と子どもとが一体化している授業に限る。 素直が大事たとえば、本に書いていることもそうだ。 「算数力が付く教え方ガイドブック」には、87のアイテムがある。その一つ一つにレベルを設定した。たとえば、問題解決型授業は中級である。○つけ法も意味付け復唱法も中級である。それだけ難しいということである。にもかかわらず、新任の教師がむやみやたらに自力解決の○つけ法に挑戦したり、問題解決型の授業に挑戦しようとする。おろかなことである。 初級をクリアしてから挑戦するべきだ。その道のプロの私がレベルを設定している。まず、素直になって、受け入れることから進歩が始まる。 教師の解説
教師の解説は子どもの頭に落ちないことが多い。
それは、教師の道筋で解説しているからである。 本来は、算数的活動の中で道筋を獲得させたい。 少し譲歩して、少なくとも子どもの思考の道筋で解説することだ。 教師は解説しているとき、とても興奮している。ドーパミンがでている。 しかし、ついて行けない子どもは、たいくつミンがでている。 志水廣自身がお勧めする本ベスト7
私の本の中で著者の私がお勧めする本でベスト7を紹介しよう。
1.「愛」で育てる算数数学の授業 2007.7 (明治図書) http://www.meijitosho.co.jp/shoseki/shosai.html... 2.「算数好きにする授業力」 2004.7(明治図書) http://www.meijitosho.co.jp/shoseki/shosai.html... 3.「算数力がつく教え方ガイドブック」 2006.7(明治図書) http://www.meijitosho.co.jp/shoseki/shosai.html... 4.「新算数科:教材開発の理論と実践」 2007.4(明治図書) http://www.meijitosho.co.jp/shoseki/shosai.html... 5.「わかる・できる算数授業づくりのコツ」 1997.7(明治図書) http://www.meijitosho.co.jp/shoseki/shosai.html... 6.「算数科/教科書の活用法」 1996.9(光文書院) 7.「楽しい授業づくりのマニュアル」1994.2(明治図書) http://www.meijitosho.co.jp/shoseki/shosai.html... 志水理論をがっちり学んでから、○つけ法や意味付け復唱法に向かってほしい。 授業前の課題・授業中の課題
教師は、授業前に教材のねらいと子どもの実態を照らし合わせて本時の目標をたてる。目標の実現のために子どもにとっての課題をたてる。
実際に授業を進めると、子どもにとっての課題が見えてくることがある。 よい授業は、この子どもにとっての課題を授業中に修正し、子どもに迫ることである。 たとえば、4年生の大きな数を示範授業していたとき、「大きな数をすらすら読めるようにしよう」というのは、子どもにヒットした。だから、子どもは熱中した。 子どもの状態をよく見ていれば、それは見えてくるものだ。 読売教師力セミナー2007今回のテーマは、『かかわり高め合う教師力−愛で育てる授業』です。 志水 廣が講演します。 参加申し込みは下記の文書をご利用ください。 読売教師力セミナー2007が行われます。 今回のテーマは、『かかわり高め合う教師力−愛で育てる授業』です。 志水 廣が講演します。 参加申し込みは下記の文書をご利用ください。 <swa:ContentLink type="doc" item="7118">http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/2370003/doc/7118/104851.pdf 参考 上の画像は、2006年11月の読売セミナーです。 大きな流れにはさからえない
9/7 今日のひとこと
人生には、必ずターニングポイントがある。 そのポイントでは、自分が選択したのだけれど、後から考えてみると、 あれとあれは必然だったのかなと思える状況がある。 つまり、じたばたしても無駄だということ。そうならざるをえないならば、それをわくわくして受け入れたとき、展望が開ける。 自分の限界を少しだけ広げよう
できもしないことを目標にかかげると、挫折感が残る。
しかし、目標をかかげないと、進歩しない。 だから、自分の限界を少しだけ広げた目標をかかげよう。 言うべきことと、言わないでおくべきこと
今日のひとこと 9/5
子どもが問題を自分で解決しているとき、どんな気持ちなんだろうか。 「言って、言って、今ぼくが解き方が正しいかどうかを」 「言わないで言わないで、ぼく一人で解くから」 子どもの状態によって、教師に言ってほしいこと、言わないでほしいことが異なる。 さて、あなたは、どちらの要望にも応えていますか? 教師主導
授業は、まず教師が主導でなくてはならない。「支援」という言葉がいつのまにか消えたように、子どもに働きかけない教師は怠慢である。教師主導のもとでいて、いつのまにか、子どもが問いを発生し、子どもが解決していくような授業が理想である。
京都市立松陽小学校訪問しかし、授業はどの先生もがんばっておられました。特に午後の高谷先生の授業は素晴らしいものでした。とても感心しました。松陽小学校は11月16日に研究発表会があります。私も講演をします。ぜひ起こしください。 机間指導の証拠はあるの?
今日のひとこと 9/3
机間指導をしていると多くの教師はいう。では、子どものノートに証拠が残っているのか。全ての子どもに証拠が残っているのか。ほとんどの教師は証拠を残せないまま1時間がすぎる。証拠がないというのは、子どもにとって寂しいことである。志水式○つけ法ならば、全員の子どもに証拠を残せることができる。 授業とは何か授業とは何か。授業とは教師と子どもとの波動現象であり、感動を呼び起こす総合芸術である。 『楽しい算数授業づくりのマニュアル』 p108より 志水 廣の考え1.子どもも気持ちは 「やさしさ」のある授業、これが志水流実践理論の根底にある。 子どもは算数がわかりたい,できるようになりたい。どんなに理解の遅い子どもでも,わかりたいのである。算数がわからないということがどんなつらいことだろう。子どもは算数がわからないとき,悲しい表情をする。 多くの教師は,子どもが算数が「わかる」,「できる」と,「いいね。よくできた」と認め,ほめる。しかし,わからなかった子がいたときはどうであろうか。ほめようがないからあまり声をかけない教師も少なくない。これで本当に良いの?だって、課された問題は,子どもにとっては初めての問題なのだ。それを悪戦苦闘して考えているの。だから,この頑張りぶりをほめてもいではないか。「わからない」ことを受容して励ましてやりたい。 「そうなんだよね。この問題は難しいんだよ」とその子に声をかけてやりたい。できれば,「ああ,ここの部分まではあっているよ。ここからわからなんだね」と部分的にも肯定する態度でその子に接したい。 もちろん,的確にアドバイスをして「わかった」「できた」ことを保障してあげたい。「わかった」瞬間,子どもはとてもいい顔をする。「そうだね。やればできるね」と励ましてやりたい。「先生も嬉しいよ」と言ってやりたい。算数教育の原点はここにある。それを一生忘れないでいてほしい。 プラスのよさをわかるには
マイナスを見せないと、プラスのよさもわからない。
「愛」で育てる算数数学の授業の本の中で、第二章はこの意味で書いた。 この本の目次をみるだけで上の意味がわかる。 http://www.meijitosho.co.jp/shoseki/shosai.html... 8/31 事前に練習
何事も練習が大切。運動会の前には練習する。学芸会の前も練習する。研究授業の前は、学習指導案のシナリオだけでうまく行くと思っているほうがおかしい。練習をするの。実際に体が動くか、反応するかの練習がね。
福井県教育研究所 研修講座 |
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