最新更新日:2023/05/20
本日:count up8
昨日:58
総数:355282
府中っ子の合い言葉「ほんきで取り組む・げんきをつくる・しょうじきに生きる」

梅 雨(つゆ)

画像1 画像1
 梅雨の語源は、「露」からです。また、旧暦の五月に降り続く雨なので、五月雨(さみだれ・さつきあめ)とも言います。 さらには、このころ栗の花が落ちるので、栗花落と書いて「ついり」とも言います。したがって、五月雨に対して「五月晴れ(さつきばれ)」とは、梅雨の合間の晴れ間のことになります。梅雨の五月の晴れ間を「さつきばれ」と呼ぶのは誤りです。

さみだれを あつめて早し 最上川 (芭蕉)… つゆのころの情景です。

五月雨や 上野の山も 見あきたり (子規)… 毎日の雨にうんざりです。

 昔は、六月を水無月(みなづき)と言いましたが、それは旧暦で梅雨が明けたころを言ったので、現在の暦で言うと七月から八月の夏休みのことになります。水無月とは、暑くなって水が少なくなる月ということで、最近のように雨ばかりの六月には合いません。
 また、梅雨と言う言葉は、梅の実がみのる季節という意味でもあります。梅雨のこの時期には、高温多湿なので、油断すると壁やタンスの中までしっとりとして、白いカビが生えがちになるので、衛生面からも気をつけてほしいものです。
 梅雨はどうして起こるのでしょうか。梅雨の時期には、北の方の冷たいオホーツク高気圧と、南の暖かい小笠原高気圧が、日本列島に沿って押し合いをします。南の小笠原高気圧は30度以上の蒸し暑い空気で、それが雨雲をつくって雨を降らします。オホーツク高気圧の勢力が強いと、さわやかな青空があらわれ五月晴れとなります。また、南の高気圧の勢力が強いと暑い夏空になります。
 七月の終わりころになると、雷にともなってたくさんの雨を降らせ、各地に水害をもたらします。それを集中豪雨と言います。夏休み前ころから、南の小笠原高気圧の勢力が強くなり、日本全体をすっぽりと包むために梅雨が終わり、暑い夏が来るのです。
 なお、梅雨は日本のようなモンスーン気候地帯にだけあるもので、アメリカやヨーロッパにはありません。梅雨を英語で、RAINY SEASON(レイニーシーズン)と言っていますが、RAINY SEASONは雨季という意味で、熱帯雨林気候やサバナ気候の雨の季節のことです。
 この梅雨時分に、気温がかなりの幅で変化するために、かぜをひいたり、食中毒を起こすことがよくあります。寝冷えをしないことや、手洗いの大切さを理解させて、自分の健康は自分で守るという自己管理能力を養うことが必要だと思います。

 平成18年6月吉日 坂出市立府中小学校 校長 谷川 博

「よい子」ってどんな子?

画像1 画像1
やせていても、太っていても、小さくっても、大きくっても
栄養にかたよりがなく、偏食もなく
そのまなざしが輝いている
そして、友だちとよく遊び、自分なりに遊びを作り出す
そんな子どもが、「よい子」だと思う

相手の立場になって、考える思いやりがあり
また、まわりの人の気持ちを汲む心をもち
まわりに、親身になって心配してくれたり
不安や緊張も、温かく受け入れてくれる
親や家族に甘える、ゆとりと場があり
いつも心穏やかで、情緒が安定している
そんな中で育つ子どもが、「よい子」だと思う

自分のすることを自分で見つけ出し
自分で解決したり、行動する力をもっており
大人から課題を与えられなくても
自分から求め、友だちと積極的にかかわり
いつも生き生きと活動している
そんな自発性のある子どもが、「よい子」だと思う

物知り博士ではなく
自分なりに考えて工夫をしたり
新しい分野を切り開く能力をもっており
自発性や創造性が育っている
学業成績だけにこだわらず
意欲のある子どもが育っている
命令や支配の言葉はなく
不必要に手を貸したりすることもなく
過保護のまったくない
そんな中で育つ子どもは、「よい子」だと思う

 平成18年5月吉日 坂出市立府中小学校 校長 谷川 博

心さわやかに・・・

 「おはようございます。」元気な声が返ってきました。朝のさわやかさを、子ども達の元気なあいさつと、少しひんやりした空気の中で味わっています。
 さて、平成18年度の出発にあたって、一言ごあいさつ申し上げます。府中小学校で2年目を迎えますが、今まで保護者や地域の方々に支えられて、全校生の間であいさつの輪が少しずつ広がってきている手ごたえを感じて、うれしく思っています。先生やお家の人から、「あいさつをしなさい。」と言われてするのではなくて、自分から進んでしようとする姿が見えて、本当に感動しています。あいさつは、心の中をさわやかにする特効薬だと思っています。
 「おはよう」「さようなら」などのあいさつだけでなく、心の中をさわやかにするために、心掛けてほしいことがたくさんありますが、その中の一つに「ことば遣い」があります。
 気になることばとして、「あんなやつ、もう遊んでやらん。」「さっさとせんか。」など、顔を覆いたくなるようなことば遣い、また、友だちがいやがるようなことば、体の特徴を言い表すことばやニックネームなど、平気で繰り返し使っている子どもを見かけます。このようなことば遣いが普通になると、毎日がいやな気持ちになってしまいます。
 一人一人が相手の立場をよく考えて、いやがることばを使わない、きれいな日本語をしっかり使っていく、笑顔が返ってくるようなことば遣いに努めるような子どもに育ってほしいと、心から願っています。ほんの少しの心配りができるようになると、きっと毎日さわやかな朝が迎えられるはずです。
 本年度、全教職員が「あいさつ」「ことば遣い」の二つを、今以上に力を入れて取り組み、子どもの心に寄り添って、温かい目で見守っていく学校づくりに励む覚悟です。本年も、皆様のご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。
 平成18年4月吉日 坂出市立府中小学校  谷川 博
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
〒762-0024
香川県坂出市府中町1193番地3
TEL:0877-48-0610
FAX:0877-48-1617