兵庫県緑化推進協会の“ふるさとの巨木保存事業”の支援を受けて進めてきた、校庭の初代“センダン”の木の枯れた幹の保存作業と樹勢の回復作業が完了しました。かれた太い幹は、その様子がわかるように一部の木肌を木固め剤で固めてそのまま残し、あとは水が入って腐食が進まないようにFRP(強化プラスチック)で覆い塗装が施されています。また、校庭側に張り出した幹を支柱で支え、剪定により樹形が整えられました。
学校の歴史を見守り続けてきたこの“センダン”の木は、これからもずっと中町北小学校の子どもたちを見守り続けてくれることでしょう。

学校の歴史を見つめてきた「せんだんの木」の保存作業が進んでいます。朽ちかけていた幹の部分を木固め材で固め、穴が開いていた部分に水が入って朽ちるのを防ぐために、幹をFRP(繊維強化プラスチック)で覆い、木と同じ色になるように色をつけています。まだ未完成ですが、運動場側から見ると大きく立派な幹となっています。（写真左は色をつける前の様子で写真右は、色をつけた後の幹）

桜の木の下に行くとよく小さな毛虫が糸を引いてぶら下がっていることがあります。こどもたちの日記には、「ブランコ毛虫」という名前で登場することがあります。が、これは「蛾」の幼虫で、大量に発生すると一晩で桜の木の葉を食べつくしてしまいます。（上の写真の木は、すでに食べつくされてしまいました）また、子どもたちが毛虫にふれると危ないので、センダンの木の保存作業をしていただいている樹木医さんが、土曜日に消毒をしてくださいました。これで、子どもたちも桜もひとまず安心です。