最新更新日:2024/06/27 | |
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人の想いの強さ熊本の算数研究の県大会に行き、S氏の想いの強さを感じた。彼の想いが周りを動かし、私を招くことになった。四年越しですよと言われ、はっとした。これほどまでに、想ってくださるとは、ありがたいことである。 本日、また福岡空港へ飛ぶ。志水塾福岡大会in飯塚が明日あるためだ。これも現地のK氏の想いによるものだ。私も志水塾の設立の想いを伝えていきたい。 [志水廣の公式ホームページ] マニュアルのこわさごらんの通り、大雪である。 あっという間に、積もった。 こんなときの運転はこわい。 危機管理のときには、マニュアルどおりに進めてもうまくいかない。 とっさに、一番大事なことは、安心と安全である。 そのために、とにかく判断力を磨くことだ。 授業は危機管理の連続である。 常に判断力が求められる。 そのために、真剣の場に身をおくことである。 [志水廣の公式ホームページ] 大雪積雪は15センチくらいかな。 なぜか、温かい。 [志水廣の公式ホームページ] 写真は大学の本部棟 高いところから見ると眼下に諏訪湖が見える。 高いところから見ると、とても美しい。 ときどき、高いところからみてみるとよい。 たとえば、地位の高い人を想像して、見るとよい。 あなたが職員ならば、学年主任の立場ではどうか、校長先生の立場ならばどうか。 こんな風に見る訓練をすると、上に立つ者の気持ちがわかる。 授業でも教室の天井から見てみよう。すると、メタ認知の力がつく。 それが無理ならば、ビデオカメラを後ろからとってみるとよい。あなたのくせがわかる。 [志水廣の公式ホームページ] 情熱国々同じことが、昨日2/7の熊本県玉名地区の算数研究会にも言える。私は熊本県に全く関係性がなかった。ところが、S先生がぜひとも志水先生をお招きしたいうのであしかけ4年越しの熱望で行くことになった。2年前には予定があわず断った。ようやく今回訪問が実現した。言ってみると、自分たちで○つけ法を実践している。県大会の提案でも何が問題提起は、○つけ法をするかどうかではなくて、○つけ法で「できる子ども」への声かけをどうすればよいかという一歩も二歩も高いレベルのものであった。だから、示範授業での動きについてかなり綿密に見られていた。また、懇親会での算数研究会の人たちの議論と質問はかなり高度なものであった。 ここでも教育への情熱を感じた。 このような情熱が「愛」となって、子どもを育てることにつながる。 1週間のうちにこのような人たちと出会えることがとてもハッピーなことである。感謝しています。私もさらに精進を重ねたい。 [志水廣の公式ホームページ] 左の写真は岡谷小学校、右は熊本県玉名地区 飽きてしまうわたしは、飽き性である。物事に熱中してマイブームとなる。 でも、ブームがすぎれば飽きてしまう。 こんな性格なのに、なぜか、算数教師は続いている。 やはり、好きなことは続くのである。 ただし、研究の対象は変化している。 あなたはどんな性格かな。 その性格に合わせた学び方をしよう。 [志水廣の公式ホームページ] 同僚性長野県岡谷市立岡谷小学校で研究発表会があった。 学力向上フロンティアスクールをあしかけ6年間やり、その総括として2月のこの時期に研究発表会をした。実は、岡谷小学校は昨年7月に研究発表会をしているのだ。にもかかわらず、年に2回もするなんて、すごいパワーである。 まず表のメニューと裏のメニューがあった。表のメニューは、三時間目から研究発表会、事前説明会、特別研究授業、午後は研究協議会、私の講演会である。裏のメニューは、この前後に岡谷小学校向けの授業公開と授業診断会があった。つまり、1.2時間目は、特別研究授業する人以外の授業公開である。2時間で9人の授業をみた。その講評と岡谷小学校向けの講話会を私の講演会の後にまた1時間組んでいた。おかげで、わたしは一日にフル回転でふらふらである。でも、素晴らしい授業の連続で得した気分になってかえってきた。 さて、同僚性について書く。 特別研究授業は、松倉先生が4年生の授業をした。題材は、真分数・仮分数である。 子どもの言葉が大事にされている授業であった。子どもが松倉先生を助けようと応援した授業であった。 さて、この授業の同僚性はどこにあるのか。 松倉先生の授業をするにあたって、3回の授業シミュレーションをもったという。しかも、中身を聞いてびっくり。松倉学級の子どもになりきってのシミュレーションだという。つまり、A子さん役の人、B男くんの人と役割を決めて行ったという。ということは、松倉学級の子どもの特性を見抜いていないとそれはできることではない。学年2学級だから、学校としては結構な数の子どもがいるのに、自分の学級の子どもではなく、他の学級の子どもの様子を見て、その子どもになりきるのである。 だから、本番の授業では、それぞれの役の人は、それぞれの子どもに対して心から応援をしている。査定していないのである。一つの授業をみんなで創ろうとしている。これが同僚性なのである。 また、後の研究協議会も変わっていた。普段の校内研究会の様子を公開したのである。わたしたちは、このような協議をしているのですよと、生で公開している。そこには、ほめるわけでもなく、けなすわけでもなく、授業ってこんな風にありたいよねと、実際の子どもの発言や教師の発言をもとに議論している姿があった。手の内公開という姿にはびっくりした。普通は、参会者のご意見を聞いて、ありがとうございましたと終わるところを、そうではなくて、こんな風に議論しているのですよと見せている。自信がなければ公開できるものではない。大島教頭先生の名司会のもとに、それぞれの教師が高め合っていた。この後、参会者の意見を求める場があり、さらに三輪指導主事の温かい助言があった。この協議会だけでもビデオ撮影するに値した。 来賓のある先生が、教師が授業を見つめる目が素晴らしい。それが自分の学級にかえってくるのだからと、私に話してくださった。確かにその通りであった。 授業者の松倉先生も、その他の先生も岡谷小学校に来て本当によかったというムードを通わせている。安易なところで妥協するではなくて、高め合う集団をそこに見た。私もこの姿を見る子どもとができて、本当に嬉しい。ありがとうございました。研究会が終わったあとの、岡谷小学校向けの講話では、さらに、次なるステップを示してきた。また、挑戦してくださるだろう。 ともかく、この学校のパワーはすごいものがある。見習いたいものである。 岡谷小学校の今の姿は私が自慢できる顧問学校である。 だからこそ、今回2/4に出版した本は中身が濃いのである。 「算数科 学ぶ喜びを育む学習の創造」(明治図書) http://www.meijitosho.co.jp/shoseki/shosai.html... (ただいま、ネットでランキングを調べたら第24位であった。出したばかりなのに、びっくりする順位である) [志水廣の公式ホームページ] 今、目の前の子どもに必要なこと
2/4 今日のひとこと
大学での講義、介入授業、授業診断、研究会での講演で話す内容について、振り返ってみると、最近の私は、一期一会を意識して話しているようだ。自然とでてくる言葉である。だから、講演のレジュメを用意しても同じ話はほとんどない。 附属池田小学校の特別授業でも、ふだんは言わないことを語りかけているのである。 子どもたちにも語りかけているし、周りの参観者にも語りかけている。 これが無意識なのだ。 ただ、目の前の状況は、情報として飛び込んでくる。だから、それらに対してキャッチ&リスポンスしているだけである。 たぶん、この語りかけは、目の前の人にとってきっと必要なことなのだろう。 発達の最近接領域という見方は、知的な面と心の面とどちらにもあるということだろう。 [志水廣の公式ホームページ] 自慢したい。誰を?あるとき、お昼近くに登校してくる生徒がいた。 給食を食べにくるためにである。 なぜ、朝が遅いのか。 それは、母親が夜中遅くまで勤めており、朝ご飯をつくってくれないからだ。 起きると、腹が減る。学校へいくと、腹が減ってもうろうとする。だから、寝ているのだ。 担任は、その子と面談した。 すると、その子は母親が朝ご飯をつくってくれないことを一言も言わない。 母親への不満は決して述べなかった。 述べると、自分がつらくなるからだ。 子どもにとって親は自慢の種である。 同様に、子どもたちにとって教師は自慢の種である。 自慢されるように動いていきましょう。 [志水廣の公式ホームページ] はめ絵パズル1月30日のアクセス数がはじめて、100を超えました。ありがとうございました。 さて、今日のひとこと 人生は、はめ絵パズル。 必要な時期にうまいタイミングで、必要な事柄が起きる。 しかも、予期せぬ方向ではめ絵が仕組まれている。 誰がしくんだのか。自分なのか、サムシンググレートなのか。できすぎである。 どうせ仕組まれているのなら、仕組まれていることを楽しむほかはない。 [志水廣の公式ホームページ] 足回りを変更してみると今、のっているのは軽自動車のスポーツタイプ。 一昨年から乗っているが、スポーティだけあって、かなり足が固い。おかげで、コーナリングは確かな軌跡を描く。でも、少しのでこぼこにも反応してしまう。トントンとはねる。さすがに、固いなあとおもっていた。ディーラーにも言ったけれど、タイヤを帰るしかないという。そうこうするうちに、雑誌でその車専用の柔らかいサスペンションを見つけた。とうとうこれに変えてみた。格段によくなった。同じ車とは思えない。 さらに運転が楽しくなった。 問題意識を持ち続けていると、どこかに解決策があるものだ。この雑誌は、なんと、福岡空港で見つけたのであった。シンクロニシティである。まだ、この変更にはシンクロニシティがある。これはメール通信でかく。 [志水廣の公式ホームページ] いいですか、いいですよ子どもの発表の場面で。A子「いいですか」、全員「いいですよ」 とすぐに答えさせる授業がある。 S氏は、教育実習から帰った学生にアンケートをとってみた。どの程度、上の会話をしいていたか。 20%? 30%? 50%? 70%? 90%? なんと、30%であった。この数値にびっくりしていた。 わたしはびっくりしない。 だから、『「愛」で育てる算数数学の授業』の冒頭に「いいですか」「いいですよ」が愛が足りないと指摘したのであった。 では、なぜ、愛が足りないのか? このぐらいは、教師のあなたに考えてみてほしい。 わからないのならば、逆の立場はどうなるのかと考えてみてほしい。 それでも、わからなかったら、私の本を読んでほしい。 [志水廣の公式ホームページ] 「愛」で育てる算数数学の授業 http://www.meijitosho.co.jp/shoseki/shosai.html... 安心・安全学級でも自分の位置が安心・安全に包まれていると、能力をいかんなく発揮できる。 ところが、子どもたちからびくびくさせられたり、教師からびくびくさせられたりすると、本能として守ることになり、勉強どころではない。もういいかげん不安感で勉強させることはやめようではないか。 ○つけ法や意味付け復唱法の基本は、肯定的に認めること、受容すること、長所を見つけることにある。安全な授業、安心な授業でありたい。 だから、私は○つけ法や意味付け復唱法を提唱しているのである。 [志水廣の公式ホームページ] そんなに早く言えるの?算数の授業の最後に、算数のよさについて教師は質問することがある。 そんなとき、「○○は簡単です。○○は、便利です。○○は速いです。」と答える子どもをみることがある。 問題練習もしていないのに、見て比較しただけで、新しい数学的なアイデアを評価している。ほんまかいなあと、私は思ってしまう。使ってもいないのに、わかるのかな。 算数のよさは、じわっとわかるものだ思う。 [志水廣の公式ホームページ] 時流適応か、原理原則時代を乗り切るには、2つの方法がある。 一つは、時流に適応して生きること。たとえば、生きる力がはやると生きる力を追い求める。総合的な学習がはやると、総合的な学習ばかり追い求める。活用がキーワードになると、活用だけに焦点をあてる。これだけでも、運はよくなる。 もう一つは、原理・原則の立場から考える。どんなに時代が変わっても、基礎・基本は必要なことである。だから、地道に追い求める。また、考え方はたいせつなので、考え方に焦点を当てて研究してみる。 今は、混沌期だから、時流に流されつつも、原理・原則に戻る方が本当はよい。 [志水廣の公式ホームページ] 未知への挑戦全く新しいことを始めるのは、分からないことが多い。 でも何もしないでは、わからないままだ。 だから、少しでも分かっていることを書き出すことである。 言葉や図で「外化」することである。すると、そこから思考がさらに進む。 この繰り返しで思考接近するほかしか方法はない。 [志水廣の公式ホームページ] 本当の生産性とは本当の生産性とは、人の能力を上げて、合理化を図ること。 と、考えると、やたらに、人員を増やすのは生産性がない証拠である。 今の人数でも倍の仕事の量や質を高めていく視点で考えたい。 このソフトウェアにお金をかけるべきである。 [志水廣の公式ホームページ] 競争しないですむでも、競争することほどつまらないことはない。 たとえ勝ったとしても疲弊するだけ。 一番良いのは、競争しないでも勝つこと。 [志水廣の公式ホームページ] 教師はなぜ話したがるのか子どもどうしの発言で、盛り上がってきたとき、教師は、な・ぜ・か、発言を解釈して、解説したがる。 もちろん、子どもの発言の真意を解説できないのでは困る。 だけど、他の子どもに発言の真意を考えさせて見ることの方が価値がある。 最後のシュートを教師が決めてどうするの。 おいしいところは、子どもにゆずる心が必要。 でも、教師は解説してしまう。それは、教師が君たちより偉いんだよと優位に立つ快感を無意識に求めているからである。これは、教師のエゴである。これを繰り返す限り、子どもは育たない。あなたは、どちらの立場かな。 [志水廣の公式ホームページ] 板書の条件
板書にはどのようなことがあればよいのか。
写真は、1月21日、広島県三次市学力向上研修会において、参会者から出た発言をまとめたものである。 意図的に板書をしていき、この条件にあてはまるようにしていこう。 [志水廣の公式ホームページ] |
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