17日(火)、やや蒸し暑いです。1時間目、2年生の国語でディベートをするというので見に行きました。ディベートとは討論会の一種で、テーマを設定し、賛成・反対のような対立する立場で討論し、最終的にどちらかの立場が有利か、勝敗を競うものです。今日は、2つのグループに分かれて討論をします。テーマは「中学生に携帯電話(スマホ)は必要である」と「動物園の動物は幸せである」です。司会と計時係がルールに沿って時間を区切りながらテンポよく討論を進めていきます。公衆電話がなくなった。いつでも、どこでもかけられて便利。GPS機能もついていて安全。携帯電話を長時間使う生徒の数学の平均点が使わない子より17点低い。それぞれ、インターネットでさまざまな資料を準備して論拠にしています。動物園の動物は野生環境と違う中で生活するためストレスが大きい。野生動物は生活のほとんどを食物を得ることに費やすのが本能、エサをもらうことは本能を害する。動物園の80%近くは動物園で生まれ育っていて、生まれた時から野生を知らないのでストレスはない。飼育係ができるだけ野生に近い環境を工夫している。など、どの意見にもうなずけます。感情論にならないようにデータに基づいて討論しているのが効果的です。表現力のトレーニングにもなりそうです。