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最新更新日:2024/06/26 |
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南中校長室の窓(つくば教員研修センターより)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 上の3枚の写真は、研修センターの様子や私が暮らしている部屋(敷地内の宿舎:広さ4畳半ほど)の様子です。当日のまとめや翌日の準備などをぼちぼちやっています。 さて、これまで3日間の研修の中で、ややinterestingなものを一つ紹介します。 ◇◆◇◆ 「あの人、人を信じやすいよね!」は、おおむね負の意味合いで使われます。では本当に人を信じやすい人は、マイナスな人なのでしょうか? こんな実験結果があります。ある人物Xの信頼度の変化を調べる実験です。Xについて全く先行情報のない状態で、人(X)を信じる集団Aと人(X)を疑う集団Bに対し、Xのポジティブな情報(よい情報)を与え続けるとAの信頼度はほどよく上がりBの信頼度がAのそれに追いついてくるそうです。逆に、Xのネガティブな情報(悪い情報)を与え続けるとBの信頼度はさほど下がらないの対しAの信頼度はBのそれをはるかに下回るまで下がるそうです。 実験者はこう結論づけています。「人を信じやすい人は、自分の判断力に自信があり、的確な判断力が身に付いているので、最初から人を信じることができる。人を疑ってかかる人は、自分の判断力に自信がないから、まず疑うことから始める。」 う〜ん、なるほど……。そういう見方もできる。納得しました。自分は、まず人を信じることができていただろうか?これから、まず人を信じることから始められるようにしたいと思いました。 ◇◆◇◆ 南中校長室の窓「平和派遣報告集会」![]() ![]() まず、本校から参加した4名(伊藤勇作さん(3年)、水谷文也さん(3年)、村瀬祐佳さん(3年)、加藤久佳さん(3年))から、現地での活動の様子、原爆に関する資料などの説明後、一人一人学んだことや感想などを述べました。プレゼンテーションもよく整理され、立派な発表でした。 その後、平和にかかわって話した概要を紹介します。 ◆◇◆◇ 皆さんは平和を実感してますか。 ここに、当時工業専門学校1年生だった方が、終戦の日について綴った手記があります。 「平和の実感」 そのころ私は勤労動員で杉並区の久我山の工場で旋盤工で働いていた。毎日空襲警報がでて退避したが、昼間の疲れでたいてい舗装道路の上に寝てしまった。 (中略) そのうちに夜のとばりが下り始めたとき、あたりの街燈が光りだし、家から明るい光が漏れ始めた。今までこんな明るさがあるのを忘れていた。途端に私は嬉しくなりだした。「これが戦争が無くなったということなんだ。」「これが平和というものなんだ」と。今までの暗い気持ちはこの時吹き飛んでしまった。 私たちが当たり前だと思っている「あたりの街燈が光りだし、家から明るい光が漏れ始めた」ことが平和の実感だったそうです。日本は毎年8月に平和について考える機会があります。今の平和をかみしめ実感して、普段あまり意識しない平和について、この機会に意識するようにしたい。 最後に、広島平和記念公園の慰霊碑の言葉を胸に刻んでおこう。 「安らかに眠ってください 過ちは 繰り返しませんから」 (校長 藤田雅則) ◇◆◇◆ 南中校長室の窓「1晩明けた酔芙蓉」![]() ![]() 南中校長室の窓「酔芙蓉」![]() ![]() 本校にはこの「酔芙蓉」が南館南側にも群生しています(写真右上)。 「酔芙蓉」は芙蓉の園芸品種で、朝は白い花(写真左下)を咲かせますが、午後になるとだんだんピンクに変わり(写真右下)、夕方から夜にかけてさらに赤くなり、翌朝にはしぼんでしまいます。酒を飲むと顔色がだんだん赤みを帯びるのに似ていることからこの名が付けられたと言われています。 酔芙蓉が群生しているところは珍しいということですので、南中の酔芙蓉は貴重な存在かもしれません。今、この酔芙蓉の花が盛りをみせています。この花の寿命は1日、しかも自ら色を変える。はかないけれど、精一杯生きる。そんな姿にしばし目を奪われます。 中庭の「酔芙蓉」は耐震工事の後片付けの関係で入れないので見られませんが、南館南側の「酔芙蓉」は見られます。ご自由に見ていただいて構いませんが、その折りには職員室に一言声をかけてください。 また、「ふれあいギャラリー」も開放していますので、よろしかったらご覧ください。 (校長 藤田雅則) 南中校長室の窓「海外派遣報告集会」![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() まず、本校から参加した4名(遠藤篤希さん(3年)、横井祐二さん(3年)、後藤久美子さん(2年)、加藤大武さん(1年))から、現地でのおおまかな日程説明の後、一人一人学んだことや感想などを述べました。彼ら4名は、マレーシアへ行き、観光地でない生の海外を見て触って、何物にも代え難い貴重な体験をしました。そして、改めて日本を見つめ直しました。 その後、海外派遣にかかわって話した概要を紹介します。 ◆◇◆◇ 1981年から5年ごとに「自分の国に誇りを持っているか」という調査をしています。今は60か国が参加しています。 (日本に誇りを持っている人をたずねる……20〜30%が自信なさげに挙手) 最近の調査の結果は、 1位 エジプト 2位 フィリピン 3位 ベトナム 4位 ベネズエラ です。分析するといろいろなものが見えてくるでしょう。(今日は省略) 馴染みの国の結果は、 アメリカ 94% カナダ 93% イタリア、フランス、イギリス 80% 日本は、54%で、60か国中57位です。 「日本を誇りに思う」と言われても、なかなかピンときませんね。私もきません。 本校の学習状況調査の結果で、 「今住んでいる地域の歴史や自然について関心がありますか」 20.4% 「今住んでいる地域の行事に参加していますか」 45.8% この辺りから、考えていきましょう。 まず、自分の学校・地域を好きになることが大切だと思います。間近に控えた体育大会、その後に控える南中フェスなどの学校行事を盛り上げて、楽しいものにし、南中に誇りを持つ。また、地域の行事にも積極的に参加し、岩倉に誇りを持つ。このようなことが、日本を見つめる第1歩になるのではないかと思います。 (校長 藤田雅則) ◆◇◆◇ 南中校長室の窓「2学期始業式」![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ◆◇◆◇ 皆さん、おはようございます。 本日、9月1日より平成21年度の2学期を始めます。 皆さん、体調はどうですか? 熱っぽくないですか? せきはでていませんか? (インフルエンザについて、朝の検温等、予防や注意することなどについて話をする) さて、この夏休みはいい学びができましたか?一回り大きく成長しましたか?体格だけでなく、中身がですよ。今から20秒あげるので、自分が成長した点を一人3つ思い起こしてください。「部活動でタイムが1秒縮まった」「苦しい練習に耐える力が伸びた」「数学の方程式が分かるようになった」「ボランティア活動でやさしさが増した」など、何についてでも構いません。 (20秒考えた後、ペアをつくり、ペアトークを行う) 友達の成長、よい姿が感じられましたか? 私は、この夏休みに南中生のすばらしい姿をいくつも見ました。たくさんありますが、その中で3つ紹介します。 1つ目はホームページの「南中!感動百景!!」というテーマでも紹介しましたが、 体育館での「くつをそろえよう〜社会のために〜byバレー部一同」という掲示物とその周りの整とんされた靴です。改めて南中生の「自律」と「自立」の姿を見ることができました。南中生が育っていること感じ、心を動かされました。 2つ目もホームページで紹介しましたが、野球部が練習している傍らのきちんと整理整とんされた道具です。しっかりしている部のベースが見えてきたような気がしました。部活動では、技術や体力だけなく、それらを支える大切な何かを学ぶことができると思います。それは、道具を大切にする、きちんと整理整とんすることからはじまるかもしれません。あいさつをしっかりすることからはじまるかもしれません。形から入り、形のない深いものへ広がっていく。部活動では、そんな学びもできると思います。 今日は放送なので、写真を紹介できませんが、まだ見ていない人は、ぜひホームページを見てください。 3つ目は、4月に3年生が行った「学力・学習状況調査」の結果の中にありました。この調査は3年生だけですが、私は1・2年生にも当てはまると思います。それは、「学習状況調査」の「自分には、よいところがあると思いますか」という質問に対する答で「ある」「どちらかといえば、ある」と答えた生徒が、全国・愛知県を上回って多いということです。今、自信のない人が増えている(自己肯定感がもてない人が増えている)と言われていますが、これが元気がない暗くなる原因の一つだと思います。自信過剰ではいけませんが、自分に自信を持ち、友達のよいところを認め合い、お互いに高め合う。これが、岩倉南中のよい所だと思います。 2学期は大きな行事が目白押しです。1学期同様、2学期も皆さんの姿に感動できると思うと、とても楽しみになってきます。行事ばかりでなく、学習、部活動などでもいい学びをして大きく成長してください。 以上で、始業式の話を終わります。 (校長 藤田雅則) ◆◇◆◇ |
岩倉市立南部中学校
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