最新更新日:2024/06/29
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医療関係者の皆さん、ありがとうございます!  がんばろう日本! がんばろう南中!

南風あったかげん記−206−

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☆★☆ 幸せな中学校 ☆★☆
 学校の玄関の上に、金色に輝く校章があるのはご存じでしょうか?本校のシンボルの一つとして、たいへん立派なものです。(写真左)
 先日、三年生のある先生からこう言われました。
 「校長先生、○○さんが、私に教えてくれました。南中生は幸せですね。だって、校章は、裏から見ると“幸せ中”に見えますよって。」
 右の写真をご覧下さい。いかがでしょうか。
 私は頭の中で、生徒が先生にそう話している姿を目に浮かべ、そのほのぼのさにジーンときました。
 校章の裏側を、「幸中」に結びつける生徒の感性が素敵です。
 そのことを、先生に伝えようとする生徒と先生の関係が素敵です。
 そして、そのことを私に職員室で教えてくれる、職員室の雰囲気も素敵です。
 こうしたことが、これからも維持され、伸ばしていけば、南中は文字通り、ますます「幸せな中学校」になっていくことでしょう。  
「幸中」は2階の廊下から見ることが出来ます。

南風あったかげん記−205−

☆★☆ 両小学校運動会 ☆★☆
 今日は、久しぶりに小学校の運動会を満喫しました。
 満喫という言い方は、がんばってみえた岩倉東小学校・曽野小学校の先生方に対して少々軽率な言い方かもしれませんが、今振り返ると当てはまるかなと思います。満喫とは、「十分に楽しむこと。」(大辞泉)という意味ですから。
 まず、両校の個性の違いがとても興味深かったです。
 岩倉東小学校と曽野小学校は、ご存知のように、規模も立地環境もまったく異なります。学校という組織は生きていますから、毎年、環境に合わせて進化していきます。その時の子どもたちにとって、最も良いように適応していくのが学校です。現状に合わせた、よりよいものを目指した形が、今日の形なのです。
その点で、両校のそれぞれの力点が、運動会という行事を通してよく理解できました。
 また、両校の共通点もよくわかりました。これは、おそらくどこの小学校でも同じでしょう。小学校の保護者の運動会に込めた思いと、それに応えようとする学校の思いが感じ取れました。
 今日は、紹介したとおり、曽野小学校で南中有志応援団が応援・演舞をしました。そのために、南中生の保護者や友人もたくさん応援に駆けつけてくれました。来年は、東小学校で行う予定ですが、こうしたことも、地域全体の活性化や、子どもたちの長い目で見た健全育成につながっていくと信じます。
 学校教育における行事の重要性を痛感した一日でした。

南風あったかげん記−204−

☆★☆ 有志応援団が曽野小へ ☆★☆
 南中有志応援団が、曽野小学校の運動会午後の部が始まる前のアトラクションとして、応援・演舞をします。これは、今回制作した半被のお披露目でもあります。
 南中は「開かれ、つながり、愛される学校」をめざしています。地域に対してはもちろんですが、地域の小学校に対しても「開かれ、つながり、愛される学校」でなければいけません。
 そこで、南中フェスティバルでは多くの小学生が楽しめるように企画を考えます。事前に小学校へPRに出かけることも考えています。
 そして今年から新たに始まるのが、運動会での有志応援団による応援です。今年は曽野小学校、来年は東小学校で行う予定になっています。小学生の前で、中学生が大きな声で元気に演舞することにより、中学生に対する憧れと尊敬の気持ち、中学校に対する夢と希望が膨らむことを期待しています。
 考えてみれば、私自身が中学生の頃は、小学校との関わりは全くといって良いほどありませんでした。新卒で入った小学校でも、教師同士の関わりはありましたが、子どもたちが中学校と関わることはありませんでした。小中が関わるようになってから、まだ10年も経ていないと思います。
 確かに、中1ギャップの問題、小中一貫教育の導入、6−3制の見直し論議など、学校を取り巻く環境が変わってきたのは事実です。
 しかし、どんなに教育情勢が変わろうとも、曽野小・東小の児童は将来の南中生であり、南中生は曽野小・東小の卒業生なのです。小中の教員が連携して、9年間というスパンで子どもたちを見ることができれば、中1ギャップも含めて、多くの問題が緩和されるのではないかと思います。
 先日の地区懇も小中の先生で情報交換することができました。
 明日の応援団も、小中交流の新たな1ページになることを祈ります。

南風あったかげん記−203−

☆★☆ 池間哲郎講演会 ☆★☆
 池間哲郎氏をご存じですか?
NPO法人アジアチャイルドサポート代表理事で、彼の活動経緯をHPより引用し紹介します。
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 1990年より、個人的にアジアの貧困地域に足を運び、調査・支援活動を10年近く行っていました。1999年4月から、団体として活動をはじめ現在に至ります。青年時代から、開発途上国の貧しさの中で生きる人々に関心を持っていました。
 90年代初期は、撮影や物資支援で、アジア各地を訪ねていましたたが、1993年フィリピンのゴミ捨て場で暮らす少女との出会いが、「生涯、子供たちの支援を続ける」との決断となりました。
 スモーキーマウンテンと呼ばれていた、ゴミ捨て場で暮らすこの少女は、ゴミの中からアルミ缶、プラスチック、ビニール袋などを拾い換金して、今日を生き延びていたのです。少女に「あなたの夢は何ですか?」と問いかけると、「私の夢は大人になるまで生きること」と笑顔で答えました。
 この言葉に衝撃を受けた池間は、「出来ることは、やっていこう」と心に誓います。池間の心の中には、「世の中のため。貧しい国の恵まれない子供たちを助ける」などという、崇高な精神が在るわけではありません。「見てしまったから。知ってしまったから」やっているだけなのです。
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 先日の岩倉講演会での評判があまりにも高く、それが口コミで伝わり、再び講演会が実現することになりました。「子どもに語ろう」尾張地区推進大会の中で行われます。次の日程です。
 平成19年11月17日(土)稲沢市民会館
 12:40〜 アトラクション・開会行事
 13:40〜 地域活動発表(一宮市・江南市)
 14:40〜 池間哲郎講演会
 参加ご希望の方は、ぜひ教頭か校長へご連絡ください。もちろん私も参加します。

南風あったかげん記−202−

☆★☆ 緊急地震速報 ☆★☆
 気象庁が10月1日9時から緊急地震速報を開始します。
 緊急地震速報は、地震の発生直後に震源や地震の規模(マグニチュード)を直ちに推定し、これに基づいて各地での到達時刻や震度を推定し、可能な限り素早く情報を知らせるしくみです。この情報を利用して、列車やエレベーターをすばやく制御させて危険を回避したり、工場、オフィス、家庭などで避難行動をとることによって被害を軽減させたりすることが期待されます。
 ただし、緊急地震速報には、情報を発表してから主要動が到達するまでの時間は、長くても十数秒から数十秒と短く、震源に近いところでは情報が間に合わないことがあります。学校でもどうやって速報を受信するのか、課題となっています。
 わが家では、寝室の家具類を固定し、非常用持ち出し袋も準備しました。各ご家庭で、地震への備えをよろしくお願いします。

南風あったかげん記−201−

☆★☆ 遠藤 章先生 ☆★☆
198号で、遠藤章先生を紹介しました。遠藤先生について、もう少し説明します。
 先生は、少年の頃、キノコに興味をもっていました。ハエトリシメジというキノコは、ハエが食べると死んでしまいますが、人間にとっては無害でおいしいキノコです。そこで、このキノコの研究を続けたくて製薬会社の研究所に入社したそうです。そして、遠藤先生の尊敬するフレミング博士が青カビからペニシリンを発見したように、青カビからスタチンの元祖であるコンパクチンを発見したのです。
 そのスタチンは、動脈硬化の抑制だけでなく、循環器の領域ではなくてはならない薬として世界中で使われています。最近では、アルツハイマー病や骨粗鬆症、一部のがんの予防にも効果があるのではないかと臨床試験が続けられています。(詳しくは次の対談をお読み下さい。)
 「動脈硬化のペニシリン“スタチン”の発見と開発―遠藤 章先生に聞く」
  http://www.jhf.or.jp/shinzo/mth/images/History-... 
 遠藤先生は、ご自身がそうであったように、子どもの頃は山や川など、自然の中で友達と遊んでほしいと言います。好奇心はその中でよく育つのです。
 さらに、子どもたちの近くの大人がしっかりして、憧れの存在になれとも言っています。これは、私たち教師が特に肝に銘じなければいけません。また、いろんな伝記を読んで、目標となる人を見つけてほしいとも…。将来への夢と希望を育む第一歩は、大人にあこがれのイメージをもつことなのです。
 体育大会の1・2年生の感想に、来年は○○先輩みたいにがんばりたいというのが多数ありました。この気持があれば、来年以降も安泰です。

南風あったかげん記−200−

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☆★☆ 職員室での笑顔 ☆★☆
 昨日の職員室の雰囲気を、何とお伝えすればよいのでしょうか。
 体育大会の感想文を読みながら、「この子はこんなことを感じていたんだ。」「いつもあまり書かないこの子がびっしり書いてある。」などと言いながら他の先生に紹介し合う姿。写真をプリントして、「この写真どう?」「この子いい顔しているね。」などと見せ合う姿。みんな笑顔なんです。
 職員室の机の上には、「3(2)年生の、先輩ありがとう!」と、1年生の感謝の言葉がまとめられ、台紙に貼って置いてありました。一人一人の言葉から温かさが伝わってきます。
 私自身、いくつかの学級の感想文を読みました。「○年○組、最高!」「○ブロックの全員に感謝!」「最高の喜び、最高の思い出」の言葉が並び、それぞれが充実した1日であったことがわかります。応援団長など、ここまでがんばってきた生徒の作文を読んだ時には、これまでの苦労を見てきたからでしょうか、涙が出そうになりました。
 体育大会は、3年生を中心とした生徒の主体的な活動が中心です。担任は、手を貸したい気持をできるだけ我慢して、ぎりぎりの所まで生徒に任せます。だからこそ、生徒は成長し、達成感・満足感を得ることが出来るのです。私たち職員は、生徒の成長した姿を見ることが喜びなのです。 
 しかし、いつまでも酔っているわけにはいけません。
 この体育大会で何が出来て、何が足らなかったのかを考え、次に繋げなくてはいけません。
私たちは次を見据えています。

南風あったかげん記−199−

私は授業を見るのが趣味?で、全国のいろいろな学校へ訪問し、数多くの授業を見てきました。普通の参観者は、教室の後ろから指導者である教師を見ますが、私は違います。子どもの顔を見ます。そのために、窓際の前の方に立つのです。
 子どもの顔は、集中しているのかしていないのか、わかっているのかわからないのかがすぐにわかるのです。発言したい子が無意識に動かす右手の小指も、興味深い資料を提示した時に一瞬開く瞳孔も、前からなら見ることができます。  
 体育大会も同様です。顔を見ます。
 今日からしばらく「体育大会名場面集」と題して、体育大会の写真を紹介します。ぜひ、生徒の顔に注目してください。このような行事で感情が素直に表情に出ているとき、私は心が健康だと思っています。
 開会式の挨拶で、私は「保護者や地域のみなさん。ここにいる生徒達は、なかなかやりますよ。」という話をしました。
 確かに、なかなか、いや十二分にやってくれました。

南風あったかげん記−198−

☆★☆ すべてが財産 ☆★☆
 中日新聞夕刊の「あの人に迫る」、昨日は遠藤章先生でした。
 遠藤先生といえば、コレステロール値を下げる「スタチン」の発見者として有名で、ノーベル賞候補と言われています。「スタチンを下げる鍵は?」の問いに、次のように答えています。

 発見できた理由は生い立ちやら大学時代、留学の経験、巡りあった先生などの総和としか言えない。どれか一つ欠けても発見できなかった。そして子どもの頃の経験は無駄なことなんて一つしてない。すべてが財産。「こんなことやっても無駄だから勉強しなさい」と言う親の行動こそ子どもの夢と可能性をつぶす。世の中にはいろんな価値があることを知ること。自分が何を選ぶかは、やっぱり幼少時代の家庭や友だち、学校生活などのいろんな経験から決まってくる。 

 今日は体育大会。今日のこの日が、遠藤先生が言う「すべてが財産」の一つになってくれればと願います。

南風あったかげん記−197−

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☆★☆ 笑顔に期待する ☆★☆
 昨日紹介した写真は、青ブロックの応援団リハーサルの最後の場面です。偶然撮影できたものですが、印刷して驚きました。全員が笑顔なのです。
 すでにお知らせしましたが、応援合戦では生徒には「元気」と「笑顔」を期待すると言いました。「元気」とは大きな声に代表されるエネルギーの表出です。思春期に人前で大声が出せることは、それだけで健康であることの一つの証だと思っています。
 「笑顔」は一つレベルが上がります。見る人の立場に立つ、いわゆる相手意識が必要です。
 今朝、校門で生徒と挨拶を交わしました。印象ですが、笑顔で「おはようございます。」と言えた生徒が5割、無表情で挨拶する生徒が4割、ほとんど声が聞こえない生徒が1割ほどでした。体育大会を節目に、笑顔の挨拶がより増えることを期待します。
 笑顔は思いやりの心の表れなのですから…。

南風あったかげん記−196−

☆★☆ 千分の1の成長 ☆★☆
 あるメールマガジンで次のような記事が届きましたので紹介します。−以下引用−
「千分の1の成長の継続」
 1.001×1.001×・・・×1・001=1.440(かける回数がが365回)
 これはなんの計算式だか分かりますか?
 最初の1.001という部分は、毎日0.1%(千分の1)自分が成長したとして365日たったときにどんな自分になっているかを数値で計算したものです。
 毎日0.1%(千分の1)くらいですので、1分間本を読むとか、少し落ち着いて自分を見直すとか、
これくらいならできそうですね。すると、結果として1年後には44%も成長するのです。
 さらに、これを、5年、10年、20年と継続したらどうなるでしょう。実際に計算してみてください。5年後には6倍、10年後には38倍、20年後には1475倍になっています
 すごい結果を出している人を見るにつけ「あの人は天才だ」とか「自分とは頭の中身が違う」という人がいます。しかし、実は単純なからくりのようです。毎日この千分の1の努力を続ければ誰でも、このようになれるようです。
 −−−−−−−引用終わり−−−−−−−
 うまい例えですね。あくまで数字上のことなのですが、毎日の努力を続けることの大切さがよくわかります。生涯学習社会とは、毎日0.1%でも自分を高めようという姿勢を持ち続けようとする社会と言えるかもしれません。0.1%ならできそうですよね。

南風あったかげん記−195−

☆★☆ 積極的な生徒指導−2− ☆★☆
 ある学級のパソコンの壁紙がいたずらされました。
 教室のパソコンはセキュリティが厳しく、壁紙はさわれないようになっているのですが、見事に?破られました。私にもその方法は全くわかりません。この技術は生かさない手はありません。
 この種のいたずらは、ICTの先進校はどこも通った道です。その都度、「使用禁止」していたら、状況は改善しないでしょう。イタチごっこです。先進校はどうやって克服してきたのでしょうか?
 実は、むしろ積極的に生徒に使わせるようにしたのです。さらに、1台のパソコンを1人で使うのではなく、複数でワイワイ言いながら使わせています。社会科の調べ学習や、総合学習のプレゼンテーションなど、グループで触ることにより、パソコンがコミュニケーションのツールになるのです。
 このようにパソコンの日常化、グループ化が進むと、いたずらは自然となくなっていくそうです。これも、積極的な生徒指導といえるでしょう。
 ピンチはチャンス!問題が起これば、むしろよりよい方向に向かう転機にしていきたいと思います。

南風あったかげん記−194−

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☆★☆ 積極的な生徒指導 ☆★☆
 いよいよ体育大会が今週の土曜日に迫ってきました。私自身、南中の体育大会は初めてですので、今からとても楽しみです。今日から4日間は午後の部活動をなくして、応援練習等に打ち込みます。
 ところで、「積極的な生徒指導」という言葉があることをご存じでしょうか?
 校門で遅刻を調べたり、服装のチェックをするのも、生徒のための先生方の努力です。これらは、問題行動への対応と予防のための生徒指導、「失敗しないための生徒指導」と言えるものです。
 一方、昭和63年に当時の文部省が「生徒指導資料第20集」の中で提案したのが「積極的な生徒指導」という考え方です。そこでは次のように書かれています。

 生徒指導の三機能とは、「自己決定の場を与えること」、「自己存在感を与えること」、「共感的な人間関係を育成すること」であり、「積極的な生徒指導」とは、これらを教育課程のすべての領域に取り入れ、作用させることである。

 次々に発生する問題行動をモグラたたきのように対処するのではなく、生徒の自主性を重んじ、個々の存在感が感じられ、集団としてまとまっていくような活動も生徒指導であるといっているのです。
 これは、まさに今の南中の生徒の姿です。体育大会は、積極的な生徒指導として立派に機能していると言えます。
 22日には、ぜひとも生徒の姿をご覧いただきたいと思います。このサイトでは、リアルタイムで生徒の様子をアップしますので、遠くの親戚の方等へお知らせいただければと思います。
 写真左;緑ブロックの応援練習
 写真中;赤ブロックの門柱
 写真右;3年2組の学級幕

南風あったかげん記−193−

☆★☆ 情報化社会だから必要なもの ☆★☆
191号の「フェイス・トゥ・フェイス」に賛成というメールをいただきました。こうしたメールは、私の元気の源になります。今後ともよろしくお願いします。
 情報化社会だから必要なものは、他にもあります。これまで生徒にも言ってきたことです。
 それは、「自分の文字」です。誰もがパソコンで文書を作る時代、年賀状をパソコンで作る時代だからこそ、自分の文字の価値が高くなるのです。何も習字のお手本のような文字でなくてもいいのです。気持ちが入ってある程度まとまっていれば、そして少しの個性があれば十分です。いつでもパソコンに頼らないで、いざという時には自分の文字で伝えてほしいのです。
 そして、「自分の言葉」です。これには解説は不要でしょう。情報伝達の基本は、何と言っても自分の言葉なのですから。
 これからの社会は、情報機器を使いこなせるかどうかで、そのこなせる仕事量は大きく変わってくる世の中であることは間違いありません。さらに、人脈作りやビジネスチャンスの広がり、問題解決能力も大きく左右されるので、やはり情報機器は使えなくてはいけません。
 しかし、その前提に、自分という人格があることを忘れてはいけません。その人格の一部を表すのが、手書きの文字であり、言葉なのです。
 体育大会まであと5日です。応援合戦の練習で毎日盛り上がっていますが、私は、「元気」と「笑顔」で勝負してほしいと言いました。音楽やダンスの振り付けというのはもちろんあってもよいのですが、表現という点では、「元気(声)」と「笑顔」に優るものはありませんから…。

南風あったかげん記−192−

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☆★☆ みんな〜!集まれ〜!−2− ☆★☆
 昨日は、大口町民会館駐車場、大口アピタ駐車場の2会場で、第6回やろ舞い大祭が開かれました。県内各地から集まったのべ81チームの演舞と5回の総踊りがあり、多くの参加者と観衆が集まりました。
 私は、以前、大口町生涯学習課に勤務していた関係で、このやろ舞い大祭には、発足時から応援・協力をしてきました。また、総踊りではいっしょに踊って盛り上げてきました。
 このやろ舞い大祭も、「集まる」ということを強く意識しています。人口2万人の小さな町というハンディは、裏を返せば、一同に会すことができるという強力なメリットにもなります。そのための仕掛けのひとつが、このやろ舞い大祭です。まちづくりの一環なのです。
 大口町の行政職時代は、いろいろな仕掛けをして、それが形になっていき、町民のみなさんの笑顔になっていくのが楽しくてたまりませんでした。
 この点では、この街も同様です。私はこの4月に初めてここに赴任しましたが、いろいろな魅力を発見しました。その街とは?もちろん岩倉市のことです。人口4万人で人口密度が高いコンパクトさ、歴史があり五条川と桜、そしてオーケストラという資産があり、そして人と人とのつながりの強いこと、これだけでも十分おもしろいと思います。このメリットを生かした「集まる」機会を大切にして、まちづくりに生かしていけたらと思います。22日の体育大会も、その一つになればと思います。

南風あったかげん記−191−

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☆★☆ みんな〜!集まれ〜!−1− ☆★☆
 昨日の地区懇談会では多くの参加者に恵まれ、有意義な会になりました。その代表会長挨拶の中で、今年のテーマは「みんな〜!集まれ〜!」にしましたという話がありました。この「集まる」というテーマこそ、最もシンプルでありながら、今の時代の核心をつく最重要事項だと私は考えています。
 情報化社会の今、簡単に情報を手に入れる事ができます。このブログも、南中の様子を知るには大きな力になっていると思います。
 このような時代だからこそ、私は「フェイス・トゥ・フェイス」(Face to Face)、すなわち、直接顔と顔を合わせる事が大切だと思うのです。人は、集い、時間と空間を共有することで、仲間意識や所属意識が生まれるのです。ICTは便利な道具ではありますが、あくまでも補助手段に過ぎないのです。
 昨日は、3校の教師や保護者、地域の方々が集まりました。それぞれ感じたこと、考えたことは異なると思いますが、私は集まれたことを高く評価しています。そして、今後も人が集まる機会を大切にしていきたいと思っています。

南風あったかげん記−190−

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☆★☆ 縄文、弥生って、どんな時代? ☆★☆
 昨日は、ホテルターミナルアソシアのおもしろ学校がありました。おもしろ学校とは、校長日記の150号で「私が歴史の授業をしました。」と報告したものです。
 昨日の講師は、尾張教育事務所の高田和明先生。テーマは「縄文・弥生って、どんな時代?」というものです。
 「写真の一部から何かを当てる」「縄文時代の間違い探し」のクイズで知的好奇心をくすぐられ、縄文時代の一枚の絵からいろいろな情報を読み取りました。次に、貝塚の中身から、縄文人の生活に思いを巡らせました。実際にドングリの料理法を聞くと、やってみたくもなりました。
 また、縄文人の顔の入れ墨、抜歯について知りました。誰もが抜歯をしていたという事実は驚きです。歯が少ない方が寿命を縮めるのではないかと思うのですが、より多く抜いた方が猛者の証というのは不思議です。
 最も驚いたのは、女性がスカートをはくようになった理由です。諸説ありますが、今回は、早死にした子どもの遺骨が入った瓶を女性がまたぐことにより、生命の再生を願ったというものです。土偶や土器の文様にも、「生命再生」の願いが読み取れます。縄文時代の過酷な環境に生きる人々が、いかに「生きる」ことへの願いを抱いたかがよくわかりました。
 最後に、マイギリ式で火おこしをしました。速いチームは1分あまりで発火し、実用性の高さを実感しました。最後まで火が起きなかったチームもありましたが…
 それまで知らなかったことを知るというのは、本当に楽しいものです。勉強は、本来楽しいものであるということを、再確認したひとときでした。 

南風あったかげん記−189−

☆★☆ 力いっぱい ☆★☆
 今日は管内校長会の授業公開日で、扶桑町立山名小学校へ行ってきました。保護者の授業参観も兼ねており、平日の午前中ではありますが、多くの参観者でにぎわっていました。
 運動場では5・6年生が運動会の練習をしており、リレーや保護者参加の綱引きをしていました。私も保護者に混じって、リレーの様子を見ていました。
 ある組では大接戦となり、最後の最後まで抜きつ抜かれつの白熱したレースになりました。見ている児童も大歓声で、ゴール直前に逆転して勝負がつきました。
 私の隣の3名の保護者が、「たとえ練習でも、こうやって一生懸命走る姿っていいね。」「そうそう。今のなんかは感動的だったね。」「足が速い子も遅い子もいるけれど、みんな力いっぱい走っているからいいんだね。」とうなずき合っていました。
 私は、子どもたちの走る姿にも心を動かされましたが、この保護者の何気ない会話に感動しました。
 保護者の中には、雑談に花を咲かせる人たちもいるでしょう。我が子のチームの勝ち負けにこだわる人もいるかもしれません。しかし、この3名の方は、子どもたちの「力いっぱい」がんばる姿を素直にとらえて、共感していました。学校関係者の一人として、私にもとてもうれしい言葉でした。
 勝負には勝ちと負けがあります。競技スポーツにとって、勝ち負けは大切なことです。しかし、教育の世界では、勝ち負けを越えた価値があります。その価値を見抜いて正しく評価してくださる保護者に清涼感を覚えたのでした。
 さあ、体育大会まで、あと8日です。生徒の「力いっぱい」活動する姿を期待しています。

南風あったかげん記−188−

☆★☆ アイデアの泉−2− ☆★☆
 なぜ、阿久悠さんや秋本治さんは次々にアイデアが浮かぶのでしょうか?
 かつてのベストセラーに、渡部昇一氏の『発想法―リソースフル人間のすすめ』(講談社現代新書)という本がありました。個人的には、少なからず影響を受けた本の一つです。
 彼がいうリソースフルの発想とは、発想の井戸を増やすという考え方です。専門分野という井戸を1つ深く掘るだけでなく、他の井戸を掘ることが必要だと説いています。そうすれば、1つの井戸の水の出が悪くなっても、他のもう1つの井戸から水を汲むことができるからです。
 例えば、秋本治さんは、自身の少年時代の経験という井戸の他に、趣味のバイク・車、おもちゃ、パソコンなど、多くの井戸をもっています。遊び心もあり、好奇心でいっぱいです。次々に新しい井戸を掘るので、アイデアも次々に出て来るのです。
 亡くなった阿久悠さんも、転居を繰り返した少年時代、CM制作、放送作家としての仕事をする中で、次々と別の井戸を掘っていったのではないかと推測されます。
 渡部先生自身も、専門の英語学だけでなく、歴史・論語・和歌・漢文などにも深い井戸をお持ちです。 こうして考えると、人生、無駄なことはないと思えてきます。
 生徒は、今、勉強、応援、部活動と忙しい毎日を送っています。その時その時を集中して、その経験が井戸といえるようになれば、きっと将来に生きる力になると思います。

南風あったかげん記−187−

☆★☆ アイデアの泉−1− ☆★☆
作詞家の阿久 悠さんが8月に亡くなりました。5,000曲以上という数の多さもさることながら、シングル売上枚数、レコード大賞受賞回数など、どの記録も他を大きく離しての1位です。
 私が驚くのは、そのジャンルの広さです。「北の宿から」「津軽海峡・冬景色」などの演歌から「UFO」「学園天国」などのポップス、「宇宙戦艦ヤマト」などのアニメソングまで、一人の人間の仕事かと思うと驚きです。しかも、2〜3日に1曲の割合で作り、どれも完成度が高いのです。
 同じような例では、モーツァルトを思い出します。35歳の若さで亡くなりながら、700もの作品を残しました。ある評論家は、「モーツァルトのすごい所は、その曲がすべて違うことだ」と言っていました。曲が違うのは当たり前ですが、「アイデアが違う」というのです。しかも速い。名曲、交響曲第36番ハ長調は、わずか3〜4日間で作曲されました。
 ジャンルは違いますが、漫画家の秋本治氏の仕事も驚異的です。『こちら葛飾区亀有公園前派出所』は、「週刊少年ジャンプ」に連載31年目、連載1,500回を一度も休載することなく続いています。これはギネスにも登録されています。いわゆるストーリーものとは違って、毎回新しいアイデアが必要で、しかも週刊!。
 一体、彼らはどうしてこのようなアイデアが次から次に湧くのでしょうか?
 長くなったので明日に続きます。
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行事予定
1/18 就職試験
1/19 学校施設開放日
1/21 朝礼
2年生職場体験週間
3年私立推薦出願
1/22 3年保護者会
2年生職場体験週間
1/23 3年保護者会
2年生職場体験週間
1/24 全国学校給食週間(〜30日まで)
2年生職場体験週間
OYG・生徒合同プランター作り
岩倉市立南部中学校
〒482-0003
愛知県岩倉市曽野町江毛1
TEL:0587-66-3181
FAX:0587-37-9517