最新更新日:2023/05/20 | |
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「日々自分を信じ,日々自分を超える」校長 富永 雅明 四国新聞社のアンケートによると,お正月に郷土料理「あん餅雑煮」を食べる坂出市民は63.7%だそうです。私自身は,白味噌仕立てのあん餅雑煮がないとお正月が来たような気がしません。食べると幸せな気持ちになって,一年間頑張ろうという力が涌いてきます。みなさんはいかがでしょうか。 1月16日に餅つき大会が行われました。5年生が,学校支援ボランティアの坂下さんや福崎さんたちのご指導をいただきながら,田植えから稲刈りまでを行いました。収穫した餅米で全校生が餅つきを体験し,自分で丸め,できたばかりのほっかほっかの餅をいただきました。保護者・地域ぐるみの温かい餅つき大会でした。みなさん,本当にありがとうございました。 さて,話は変わりますが,「ギネス世界記録」は,認定された世界記録を収集する書籍で,日本のアスリートも何人かが名を連ねています。 女子サッカーを22年間牽引し続けて引退した澤穂希選手。ワールドカップ最多6回の出場はギネス世界記録に認定され,2011年には最優秀選手賞を受賞しています。 レスリングで個人戦200連勝を続ける吉田沙保里選手。オリンピック3連覇・世界選手権13連覇の合計世界16連覇の記録はギネス記録で,2012年には国民栄誉賞を受賞しています。 なぜそのような偉業を達成することができたのでしょうか。最強のアスリートに迫ることなんて誰もができるはずもありませんが,その取り組み方や姿勢に,これからを生きていくヒントがあるように思います。 羽生結弦選手もギネスに載る一人。昨年のフィギュアスケートシングルでトータルスコア330点超えを達成しました。4回転を3度組み込み,音楽編集にも初めて挑戦しました。わざのタイミングと音楽の組み合わせを調節し,息継ぎの時間をわずか1秒捻出することができたことが,成功の鍵となったというから驚きです。 彼のこれからの目標は,「日々自分を信じ,日々自分を超える」だそうです。難度の高い新たな4回転を組み入れながら挑戦を積み重ねていく。いつか必ず自分の目標が達成できることを信じて,さまざまな困難を乗り越えながら,今の自分を超えていく。他人と比べるのではなく,あくまでライバルは自分自身です。 今,学校では「未来を拓く力をはぐくむ人づくり」が求められています。これまでの自分を超えることを日々の小さい目標にして,夢の実現に向けて主体的に努力する子どもを育成していきたいと考えております。 「そのドキドキ感が感動と元気を生み出す!」校長 富永 雅明 謹んで新春のお慶びを申しあげます。旧年中は,保護者・地域の方々より格別のご厚情を賜わり,厚く御礼申しあげます。 さて,11月28日,国府の里学習発表会を開催しましたところ,たくさんの地域・保護者の方々に来校していただき,ありがとうございました。 子どもたちがこの学習を振り返りました。 「発表する前からドキドキしていました。手が震えて振り付けがちゃんとできるか心配でしたが,練習通りにできました。歌が終わった瞬間,ドキドキが止まりました。大きな声で歌えて大成功でした。来年も頑張ります。」 「練習の時声が小さくて,放課後,先生と特訓しました。すると,声が大きくなって,本番もがんばるぞ! と思いました。自分の出る場面になって,心がドキドキばくばく,緊張しています。台詞を言い終わって,特訓の成果が出たぞ! やったぁ! と思いました。とてもうれしかったです。」 「練習の時に一番難しかったのが姿勢です。ずっと同じ姿勢なので腰が痛かったです。本番はめちゃめちゃあせりました。途中でお母さんが外のカーテンからわき出ました。やっと来た,と心の中で思いながら劇をしました。全校合唱の時はもうお母さんの姿はありませんでした。でも,最後まで歌いきりました。終わった時はほっとしました。」 子どもたちのドキドキが伝わってきます。自分の最高を見てもらいたい。だからこそ,自分で何度も繰り返し練習してきた。でも,ドキドキはさらに高まってくる。そして,終わった瞬間の緊張から解放された安堵感。満足して自分で自分をほめたいという気持ち。このような体験は,子どもたちの貴重な財産になると思います。 保護者の方からもたくさんの感想をいただきました。「毎日の練習の成果が出て,先生との息もピッタリ。大きな声が体育館の後ろまでしっかり聞こえ,みんな堂々としていました。初めての全校合唱でしたが,とても感動しました。」 「国府の里学習発表会を前に,子どもとたくさんの話をしました。お腹にいた時の話,生まれてからの様子など,日常なかなか話すきっかけがありませんでしたが,親子でとても充実した時間を過ごすことができました。」 「子どもたちの成長を感じ,思わず涙が出てきました。」 「成長する我が子を温かく見守ってくださる府中の地域の方々にも感謝の気持ちでいっぱいです。」 また,地域の方からご丁寧なお手紙をいただきました。「子どもたち一人ひとりの真剣な表情と普段のきめ細かなご指導ぶりが伺え,大変感動しました。また,児童と先生が一体となった学習ぶりを参観できましたことに厚く御礼を申しあげます。」 私どもにとりまして,保護者や地域の方からの心温まる励ましのお言葉は,本当に有難く,これまでの取組が決して間違いではなかったと勇気づけられます。 本年も子どもたちが地域の皆様に元気をお届けしていきます。それが,何より子どもたちの生きる力につながると考えております。 皆様にとりましてもいい年でありますように,お祈り申しあげます。 今後とも,府中小学校をどうぞよろしくお願いいたします。 |
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