最新更新日:2006/04/01
本日:count up7
昨日:14
総数:109083
新設「羽合小学校HP」スタートしました。http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=3110002 どうぞご覧下さい。

番組紹介 プロジェクト X 挑戦者たち

画像1画像2
第167回 3月29日放送予定
「千年の秘技・たたら製鉄 復活への炎」


 いま、全国の製鉄所で働く技術者たちが挙って取り組む技術がある。「たたら製鉄」。弥生時代から1000年、日本独自で発展を遂げた製鉄法である。原料は砂鉄と木炭のみ。造り上げた鋼鉄は、鉄の純度99%と極めて高く、ねばり強く強じん。長年、風雨にさらされても決してさびない。古来より、世界最強の刃物「日本刀」はもとより、神社仏閣のくぎやカスガイにも使われてきた。
 だが戦後、「たたら製鉄」は、途絶えていた。炎燃えさかる炉の前で、三日三晩、付きっきりとなる連続操業。それでも、出来る鋼の量はわずか1トン程度。大量の鉄鉱石と石炭を使い、一気に大量生産する『洋式製鉄』に比べ非効率だと駆逐されたのだった。

 「途絶えた『たたら製鉄』を復活せよ」。敗戦から30年余り経った昭和52年、乗り出した男たちがいた。何と、戦後、「たたら」を駆逐してきた技術、洋式製鉄一筋に生きてきた製鉄マンたちだった。日立金属安来工場長・鈴本禎一は、大きな壁にぶつかっていた。日本の製鋼所で初めて世界に売り出すカミソリ刃の生産に乗り出したが、材料となる鉄の品質が悪く、作る製品は尽く刃こぼれ。大クレームの嵐となり、工場は大リストラにさらされたのだった。
 その時、鈴本に、刀鍛冶250人を従え、文化財である日本刀の保存に懸けてきた日本美術刀剣保存協会(日刀保)から申し出があった。「かつて日本刀の部材となった『たたらの製法』を復活してもらえないか」。戦後、満足な刀を作る鋼が入手困難、困っているという。その依頼に、鈴本は思った。「たたらの技法を分析すれば、世界最強の鋼を造る技術が学べるのではないか」。間もなく、日刀保の専務理事・佐藤寒山が文化庁の協力を得て、復活の費用6億円、全額出資を決断。復活プロジェクトが動き出した。
 復活の場は、安来の近く、戦中まで「たたら」を行っていた鳥上木炭銑工場。そこには、鉄を溶かすたたら独特の炉の残骸が残っていた。そして、現場リーダーには、入社以来、砂鉄の研究一筋に生きてきた異色の技術者・木原明を選んだ。そこに何と、かつて、実際にたたらを現場で仕切っていた技術者・安部由蔵も、70歳を越える老体にむち打ち集った。

 しかし、復活は困難を極めた。かつて原料の砂鉄を掘っていた場所は、戦後、国有地となり採掘は許されず、材料が手に入らない。砂鉄を溶かす炉の復元は容易だったが、火力調整の鍵・ふいごは、全く新たに造らねばならない。それでも何とか試験操業にこぎ着けると、炎は全く燃え上がらず砂鉄は溶けなかった。70過ぎの安部は倒れ込んだ。
 絶体絶命のプロジェクト。その時、現場リーダーの木原が、一発逆転の策を思いつく。

 番組は、「たたら製鉄」。その謎の解明に果敢に挑み、日本古来の技術の中から最先端の技術開発を見事成し遂げた熱い炎の戦いのドラマを伝える。

今回の番組はお隣 島根県の物語です。(教務:入江)
検索対象期間
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
 モバイルページ(携帯サイト)
 アクセス専用QRコード▼  
〒682-0713
鳥取県湯梨浜町立羽合東小学校
東伯郡湯梨浜町光吉107番地の1
TEL.0858-35-2112
FAX.0858-35-4905